グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~ 第10話
とても大きな目標に向かって、瑞佳達は進み始めています。そこにたどり着くために大変な努力と強い意志が必要だという事は、彼女達もわかっているのでしょう。未経験の挑戦なので、自分達に何ができるのかはっきりつかむのは難しいかもしれません、けれど、とにかく全力を尽くそうという気持ちはあるようです。
テレビアニメ「グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~」、第10話「夢の舞台、その向こう側へ」です。
瑞佳の私室に集まった団員達は、彼女の服装をあれこれ試しています。キルクスコレクションの抽選会に、瑞佳が代表として出席するため、そのコーディネートを考えていたのです。でもどうにも子供っぽくなってしまうのを見かねて、スヴェトラーナが大人っぽい服を見繕ってあげるのでした。
この第10話から、新章「キルクスコレクション編」となるそうです。ここから瑞佳や桜翔達ひまわりサーカスの皆が、サーカスの技術を競う場に飛び込んでいくのですね。そこは同時にお客さん達へ技を見せる機会でもありますから、技量だけじゃなくどれだけ見る人達を楽しませられるかが大事になってくるのでしょう。
国内の予選が始まると、団員は協力して腕を磨かなければならなくなるのですよね。それだけに、予選の前に一致団結するための気合いが入るエピソードを見てみたかった所です。
以前第8話の記事に書いたように、瑞佳のサーカス(特にロータスサーカス以外の)に対する気持ちをはっきりさせて、このひまわりサーカスで桜翔達とサーカスをやりたいと、胸の底からの本気で皆に伝えてもらいたいかもです。そうなって初めて、団の皆と気持ちを通じ合わせ、前へ進んでいけるのではという気がします。
現在公開されているキルクスコレクション編のPVでは、映像とともに瑞佳達のせりふが流れています。その中には瑞佳の、サーカスというものへの思いや、彼女にとってのひまわりサーカスについて言っている言葉もあります。たぶんこれからの話数で、彼女が皆に対してそう言うのでしょう。
、、、それを、予選が始まる前に言ってもらいたかったような。トーナメントが始まって、ひまわりサーカスがある程度の成績を残してから言うと、どこか注目を集めたからひまわりサーカスに興味を持ち始めたみたいにも聞こえてしまいそうな、、、瑞佳的にはたぶんそういうつもりは全然ないのでしょうけれど、団や団員達を大切に思うようになったのなら早めに伝えておいた方が良さそうでもあります。
それと、瑞佳から麻利亜への思いがどういうものなのかも気になります。ここでは瑞佳は麻利亜のために力を尽くそうとしています。彼女が麻利亜のためにそうしたいと思うようになるエピソードがこれまでに描かれていると、彼女の心情がより伝わってきそうではありますけれど、そこまでの出来事はあまりなかったようにも思えます。
というか第6話では麻利亜の方も、瑞佳に対して打算的な振る舞いをしているような。凛達大人が集まっている場で、瑞佳について「あの子には悪いけど、サーカスをやる理由として借金は利用させてもらう」と言っていて、雫からは「鬼か!」と突っ込まれています。本当は愛情があったとしてもこの仕打ちはちょっと良くないかもですね。
もし、瑞佳がひまわりサーカスに出会っていなかったら、もしくは、出会っていても(最初の頃の彼女の希望通りに)すぐにその場を離れていたら、どうなっていたでしょう。何とか食いつなぐ道を見つけられたとしても、サーカスからはずっと距離を置いて、自分が小さい頃に身につけた技を披露する事もなく、時間だけが過ぎて行ってしまうのでしょうか。
少なくともここでは、そうはなっていないですよね。それは、桜翔が瑞佳を必死に引き留めたから、なのではないでしょうか。
桜翔は第3話で、七海に向かって言っています。「今つかまなければ、あの子はきっとどこかへ行ってしまう」、と。この時は、桜翔は、瑞佳と飛んだ時に感じた不思議な高揚感の正体を確かめたい気持ちだったのでしょう。その後は(その前もだったかもですけど)、もうなりふり構わず瑞佳にアタックし、彼女を引き留めるために、一緒に飛ぶために、努力を惜しみませんでした。
その結果が今になっているのですよね。この現在の状況では瑞佳も、ひまわりサーカスに残って良かったと思っているはずです。そうして今までの出来事を振り返った時、桜翔が必死になってくれたから、自分はここにいられるんだと痛感するのではないでしょうか。
そう感じた気持ちを、素直に桜翔に伝えてもらいたいですね。例えば、、、「もしここで桜翔ちゃんに出会えてなかったら、あたしは本当にどこかへ行ってしまって、何者でもない「ただの鶴巻瑞佳」として一生を終えてたかもしれない。桜翔ちゃんがいたから、あたしはあたしとして、ここにいられるんだ」みたいな。
(特に七海の前でこういう風に言うと、瑞佳と桜翔が別の場面で同じ事を言っているのが強調されてより印象的になるかも。)
さらに、瑞佳の胸の中で育っていった恋心を、彼女から桜翔に告白したりすると、百合的には良さそうです。たぶん世の中で、息の合った(または仲良しの)フライヤーとキャッチャーの組み合わせなんて他のサーカスにもたくさんいるのでしょう。そういう人達とは別の、特別な関係が、瑞佳と桜翔の間にあると素敵ですね。
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