対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ 第4話
綾が「美少女の涙に弱い」事は、本人も周りもわかっているようです。それは、かわいらしい女の子であれば誰でもいいのか、それとも美緒に限定されるのか、というのは気になる所ですね。それと、美緒の方は綾をどう思っているのでしょう。ここでは2人の距離はもっと近づきそうな気配?
テレビアニメ「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」、第4話「真夜中の勉強会」です。
珠樹の部屋で毎晩開催される「真夜中の対戦会」も恒例となり、綾、美緒、夕、珠樹の関係もだんだん親しくなってきています。綾も、ルームメイトのなつめから、この頃楽しそうにしていると指摘されていました。ところが、廊下で出会った美緒が突然大粒の涙をこぼし始めます。慌てた綾は、人のいない場所へ美緒を連れて行って落ち着かせるのでした。
「対戦会」も「勉強会」も同じセッティングで、しかも4人集まってやっている、という所が、彼女達の仲の良さを表している感じですね。校則違反覚悟で一緒にゲームをする間柄だから、というのもあるかもしれませんけれど、それ以上に、4人ともお互いの人柄を好ましく思っているのではないでしょうか。夕が珠樹の事を「たまてゃ」と呼ぶ(美緒は「たまてゃ先輩」、綾は「てゃ先輩」と呼んでいます)のもその表れなのでしょう。
(そういえば途中、珠樹が、対戦会での綾の様子について考えている場面があります。珠樹としては、ちょっと気にかかっていたぐらいの雰囲気でした。これは、後々何かのエピソードに関係してくるのでしょうか?)
そういう中で、彼女達が格ゲーに向き合ういきさつがまた少し見えてきています。綾については第1話から何度か過去の思い出が描かれていて、夕については第3話できっかけが語られています。ここでは、珠樹の格ゲーに対する思いを本人が話しています。彼女は誰かの事を思っているようですけれど、それは誰、、、? この話数でせりふ付きで登場している一ノ瀬花、でしょうか。珠樹とは名字が同じですし、何か関係がありそうですね。
というのもありつつ、ここでは美緒の過去も少し描かれています。、、、これは、なかなか激しいですね。美緒の母親も、さすがに親子だけあって突拍子もない考え方で行動する人間のようです。
美緒の語りを聞いている綾は冷静に判断していますけれど、当の2人にしてみれば、それぞれの主張をかけての真剣なやりとりではあったのでしょう。その結果がどうなったかと言えば、今の美緒の状況がそれを表しているのですね。
勉強とゲームに対する考え方が常人とは全く別の美緒をその気にさせるのは簡単ではないみたいです。けれど、珠樹、夕、綾が応援してくれているとわかれば、美緒も取り組む気持ちにはなれるのでしょう。
美緒のテストの結果がわかった時、綾は思わず行動しています。なぜ彼女は、あの場面でああいう事をしてしまったのでしょうか?
自分が勉強を教えた相手の結果がはっきりしたから、とか、これからも美緒と対戦できそうだとわかったから、とか? それよりももっと、綾の美緒に対する気持ちが、思わず表れてしまった、という感じですよね。
綾が「美少女の涙に弱い」のは、珠樹や夕も気づいているようです。もしかしたら美緒も、悲しくなった時には綾を頼ればなぐさめてくれる、というのを感覚的に感じ取っていたりするかも。
けれど美緒に対してだけは、美少女だという部分を差し引いても、綾は何かもっと深い感情を抱いているように思えます。第1話で胸がときめいてしまったのも、何かを感じたから、のはずですよね。綾には、その点を見誤らずに、過去の経験や学園での振る舞い方など気にせず、それどころかゲームさえ振り払って、美緒を思う気持ちを強く感じ、育てていってもらいたいものです。
美緒の方も、精神的には小学生っぽい所が多くありそうではありますが、女の子同士の恋愛の部分は意識していってもらえると良いかもです。この話数でも、綾に対して自分が何かの感情を持っている事に気づいたようにも見えますし、その気持ちは、綾と一緒に積み重ねていってもらえると素敵です。
・「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」[レビューリスト]
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