グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~ 第4話
表ではいろいろあったとしても、胸の奥の思いは、2人とも同じはず。だってそうじゃなかったら、彼女達はあんなに近くにはいないですよね。
テレビアニメ「グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~」、第4話「素直になんか、なれなくて」です。
豊川でのひまわりサーカスの公演はうまくいったはずですが、麻利亜や凛の表情は優れません。2人によると、公演が話題になりすぎたために、もうけた分にありつこうと借金取りが押し寄せ、利益がなくなってしまったらしいのです。次の公演地も決まらない中、団員達を乗せたバスは、海辺へとたどり着きます。
伊万里と五十鈴については、第2話の頃からちょっと妙な空気になっていました。第1話ではそういう印象はなかったのですけれど、それは彼女達が直接関わり合う場面が少なかったからなのかもですね。
彼女達の間には昔いろいろな事があったようですね。伊万里としては、大好きだったものをすべて一度に失ってしまって、周りの人の気持ちを意識する事ができなかったのでしょう。五十鈴に対して、言うつもりもなかった言葉を突きつけてしまったのかも。
でも、伊万里は、自分の口からその言葉を出した瞬間にも、後悔していたのではないでしょうか。言われた五十鈴の表情を見て。
自分は、自分にたった一つ残されていたものさえ失ってしまったのだと気づいたのでは。しかも自分が言った言葉のせいで。
わずかな希望は、五十鈴がひまわりサーカスについてきてくれた事。ですが、彼女達の関係は、周りから見ても険悪な雰囲気だったようです。小さい頃のように、楽しく語り合ったり、協力して大技を決めたりという事はもう、ない、、、?
そういう状況ではありつつも、彼女達の距離は近いようにも見えますね。バスで移動する時はいつも同じ席に並んで座りますし、第3話では、瑞佳が公演の演目を全部変えた事を、五十鈴は伊万里から聞いたらしいです。
本当は、2人とも前のように相手と仲良くしたいと思っているのではないでしょうか? たった一言言葉を掛け合えれば道が開けるのかもしれないのに、それができずにいる、とか。
彼女達のそういった気持ちの動きを、より深く描いてもらいたい気もしちゃいますね。過去にあった出来事や、伊万里が五十鈴を突き放した時のせりふを言う場面などもあると、その時の彼女達の感情の動きや、伊万里がどれだけ絶望的な気持ちになったのかなどが伝わってきそうです。(この第4話では、サービスショットのようなもの(?)や、瑞佳と桜翔の立ち位置が離れているおかげで声が聞き取れない、といったちょっとした場面があるようなのでそれを差し替えれば、、、というわけにもいかないでしょうか。)
ところで、「伊万里」と「五十鈴」って、「い」で始まる所が一緒ですよね。他の仲良しの子達だと、「葵」と「茜」は「あ」から始まります。「桜翔」と「瑞佳」は、、、最後が「か」ですね。本作では、仲良しの女の子達は名前に似通っている場所があるのが特徴、でしょうか。それで言うと雫とスヴェトラーナは条件に当てはまらないわけですけれど、、、彼女達は別格?
その雫とスヴェトラーナは、この話数では情熱的なダンスを見せています。彼女達や桜翔達は演目の練習をするように言われているらしいので、雫達はこれからはダンスのパフォーマンスもしたりするのでしょうか。
雫は、自分とスヴェトラーナが特別に仲がいいのをはっきり認めているようです。そういう彼女が、瑞佳と桜翔の事をカップルみたいな言い方で表現してますね。やはり瑞佳と桜翔は、誰が見てもそういう間柄だという意味なのでしょう。
瑞佳の方は、桜翔との関係をそんな風に言われる事について、どう思っているのでしょうか。今の彼女は、一瞬でも早くサーカスから離れるために借金を返そうと奮闘していて、年齢が近い子達が近くにいてもあまり近づこうとはせず、特に桜翔に対しては一番素っ気なく対応しているようにも感じられます。
(その割には、ここでは珍しく伊万里に肩入れしている(彼女と五十鈴の仲を気にかけている)感じなのですよね。自分の借金とは関係ないはずなのに、伊万里の打ち明け話をちゃんと聞いていますし。伊万里の身の上に何か共感する部分があったりするのでしょうか。
もう一つ、瑞佳は第3話では、お客さんを楽しませる演目の組み替えをして見事にショーを成功させています。けれど、ここでは、同じようにお客さんを喜ばせられてはいるものの段取りがかなりうまくいっていない様子、、、。彼女はもしかしたら、サーカスの技は教え込まれていても、経営とか許可取りについては知識がないのかもですね。)
桜翔はというと、少なくともこの話数では、瑞佳と一緒に空中ブランコの技を極める事よりも、瑞佳と仲良しになりたい、瑞佳に愛されたいという気持ちの方がかなり大きくなっている雰囲気です。空中ブランコの乗り手としてのパートナーという意味もありながら、女の子同士としての親密なふれあいも求めているような。
この傾向は、サーカスの技を磨くという道筋から見たら、少しそれてきているようにも感じられます。桜翔には、瑞佳とともに空高く舞って、誰にも文句がつけられないほどの乗り手になってもらいたい気もします。
、、、という部分があって、その上で彼女達には誰もが認めるカップルになるのを期待したい所です。今の状況では桜翔と瑞佳の気持ちは全然かみ合っていないように見えてしまいます。もうほとんど望みがないのではという気さえしてきてしまいますけれど、彼女達にはお互いの思いを理解し合い、愛情を深めていってもらいたいものです。
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