魔法の姉妹ルルットリリィ 第11話
ライブを、、、2人で! デビューからあまり時間がたっていない彼女達にチャンスが巡ってきたのは、たくさんの人達が2人を応援しているから、なのですよね。喜ぶリリィ、期待に応えようとするルル、彼女達の準備がスタートします。
テレビアニメ「魔法の姉妹ルルットリリィ」、第11話「門限ありのシンデレラ」です。
プロダクションわんすもあの事務所、塔子は1つの冊子を机に置きます。それは企画書で、一番上には「ルルットリリィ」と書かれています。塔子によるとそれは、彼女が考えたリリィとルルのユニット名で、企画書は音楽ライブのためのものでした。そう、リリィとルルが2人でライブをするのです。
ライブ会場の規模とかが今ひとつわかっていないリリィ(風)、デビューしたばかりの自分達でいいのかと戸惑うルル(流)、それぞれらしい反応ですね。でもこれは、たくさんの人達が望んでいる事。また彼女達自身も、自分達のパフォーマンスで皆が喜んでくれるなら、自分達も嬉しい、と考えているのでしょう。これまでやった事のない挑戦ですが、今ならできそうな気がする、と、2人は思っているのではないでしょうか。その理由は、リリィとルルどちらも同じで、お互い一緒にステージに立てるから、なのかもです。
作品のタイトルにも使われている「ルルットリリィ」が、ここで登場、ですね。このネーミングセンス、やはり塔子だったようです。
塔子は第2話で、自分が、誰もが認めるような「すごいアイドル」になれば、世界が変わるんじゃないか、という夢をリリィに語っています。それを早く実現させるつもりなら、まず自分が大きなライブを成功させるのが重要になりそうです。けどここでそうしていないのは、リリィやルルと出会えた事で、道は一つじゃない、と思えるようになったからなのかも。
せなも、塔子の心境はわかっているみたいです。彼女は、塔子が親との間で何かある事を知っているらしく、たぶん塔子が抱えている思いについても理解しているのでしょう。塔子の言う「世界が変わる」を実現するための手助けならいくらでもするつもりなのでしょうね。
(ちなみに塔子とせなのユニット「キャンディックサンダー」はステージの経験はあるっぽい(第2話で塔子がリリィに映像を見せています)ですけど、今度のはそれよりも大規模だったりするのかもしれません(または、塔子達のステージはユニット単独開催ではなかったりする?)。)
こうして、塔子の不思議な(?)かけ声とともに、ライブの準備が始まります。所属アイドル4人の弱小事務所なわんすもあですが、1人1人ができる限りの努力をしていますし、それが楽しいと思えるほどに一体感が出てきているようです。
リリィとルルはとにかく練習、なのですけど、高校生っぽく見える2人も実体は小5と中1なので、練習で帰りが遅くなるのは、両親があまりよく思わないみたいで、、、。その結果が、サブタイトルにあるような状況なのですね。
前半のはじめの方の場面で、親に言い訳をする時、風は、「小学生だっていろいろ忙しいし」と言っています。この「忙しい」は、第1話で、風が流との距離を感じる原因にもなった言葉、ですよね。
例えば第3話の回想場面では、流はいつも机に向かって、学校の勉強をしていました。風が一緒に遊ぼうと誘っても、曖昧な表情を浮かべるだけで風と遊ぶ事はありませんでした。
その「忙しい」という言葉を、自分から使ってしまった事を、風はどう思うでしょう。この話数では特に反応したり気づいたりする様子はないようで、、、実はこれは、風が成長した、という意味だったり? 実際はどうなのでしょうね。
まあ忙しいのは間違いないみたいで、風は、学校もアイドル活動も全力で取り組んでいます。ちょっと無茶な事もしてるみたいですけど、うぐいすやあずきのサポートもあって何とかこなせているようです。
流も同じ、、、いえ、彼女の方はもっと気合いが入っているような。これまでのインドアな放課後とはかなり違っている感じです。
流(ルル)がこんなに努力しているのは、自分がまだ、リリィに追いつけていないと考えているから、なのかもです。リリィのように歌がうまくなりたい、ファンの人達の期待に応えたい、と強く思っているようにも見えます。
彼女の場合、さらにもう一つの気持ちとして、「怖い」というのもあるのかなという気がします。昔、病気で入院していた時期があり、治りはしたけれどその後は人付き合いがうまくできなくなってしまった。しかも、大好きだった歌もうまく歌えなくなって。
歌えない、、、歌いたい! その頃の彼女の胸の中では、その2つの気持ちがぶつかり合って渦を巻いていたのではという気もします。
中1になり、あずきと出会って、強い気持ちが魔法へと変わりました。ルルに変身し、リリィを追いかけて飛び込んだアイドルの世界で、(ルルとしてではありますけれど)歌を歌い、「歌が大好き!」とはっきり言えるようになった流。今の自分は、なりたかった自分に近づいている、と、彼女は実感しているのではないでしょうか。
だからこそ、今を失うのが怖い。何かにしがみついてでも前へ進みたい、そういう不安にとらわれていたのかも。
もともとが頑張り屋さんだった事も影響しているのでしょうね。そこから、彼女の望んでいなかった事が起きてしまいます。
その瞬間には、風(リリィの姿ですが)も衝撃を受けたのでは、という気がします。目の前で起きた出来事は、幼い頃、自分の大事な姉の身に起きたものと似ている、、、。
風は、そういう状態になってしまった流が、その後どんな状況になっていったのかを知っています。とてもおとなしくなり、外へ出て遊ぶ事も少なく、楽しそうな笑顔もあまり見せなくなって。何より、歌を聴かせてくれる事がなくなってしまいました。
その強い記憶が、また呼び覚まされていたのでは、と思ってしまいます。ルルも同じようになってしまうの? と、心配な気持ちになっていたりはしないでしょうか。
まあこの話数での描かれ方では、そこまで深く悩んでいる様子ではなさそうですけれど、ルルが(また同時に体調を崩している流が)気になっているようです。何とかルルと流に元気を取り戻してもらいたい風は、2人を安心させるための言葉をかけています。
、、、ここで風(リリィ)がした事は、魔法を使い続けるための条件に引っかかっているような。でも特に魔法の力は消えたりしていないっぽいので、セーフ、なのかな? 流の天然さもあってでしょうか、ばれてはいないという事みたいです。
事務所のエレベーター前でリリィとルルが話し合う場面がなかなか良いですね。エレベーターが行ってしまっても、リリィには、ルルに伝えたい事がありました。それは、彼女らしい、飾らない本当の思いのようです。この言葉は、リリィ本人が思っている以上に、ルルを励ませているのではと思えます。
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