機動戦士ガンダム 水星の魔女 第11話
生まれた場所も、育った環境も、全く別の2人。いくら相手の事を思っていても、気づけない事はあちこちにあるのではないでしょうか。彼女達がもっと近づいていくためには、たくさんの経験を一緒にしていく必要がありそうです。でもそれは難しい事ではなく、彼女達がお互いを思い合っていれば、結ばれていくものなのではと思われます。
テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」、第11話「地球の魔女」です。
スレッタ、ミオリネと地球寮のメンバーは、エアリアルを引き取るためにプラント・クエタへと向かいます。ほとんど生徒達だけで船を運航させる中、スレッタは、船内を掃除したり、荷物を運んだり、積極的に雑用をこなしています。彼女のその様子からは、「働きたい」というよりも、「働かなきゃ」という雰囲気が漂っています。
前回第10話でスレッタは、ミオリネの何気ない言葉から、自分はもう必要とされていないのでは、と感じてしまったようです。スレッタの突っ走る性格からなのか、一度そう思い込んでしまうと、他の何でもない事まで、彼女にとってはマイナスに響いてくるみたいです。それが積み重なっていって、彼女は、、、。
スレッタのこの行動を見ていると、彼女が水星でどういう子供時代を送っていたのかがちょっと気になります。毎日の暮らしの中で、友達や周りの大人達と自分との関係を考えながら、その人達の中で自分はどう振る舞っていくか、という経験には、今度のような状況もありそうな気もします。前に彼女は、水星に学校を作りたい、そうしたら周りの皆が喜んでくれる、みたいな事を話していました、それ以上の詳しい水星での生活ぶりは、この後描かれるのでしょうか。
ミオリネについても、もう少し見えてきていない所があるような、、、。彼女はずっと、地球に行きたいと言っています。彼女が地球にこだわる理由や、地球に行ってしたい事は何なのでしょうね。この話数のサブタイトルに「地球」と書かれていますし、その部分はこれからわかってくるのでしょうか。
前半で、スレッタとミオリネは、ほとんど初めてと言えるぐらい強く自分達の気持ちをぶつけ合っています。今まで彼女達の間で取り決められていたのは、ミオリネが地球へ行く、スレッタが学園できちんと学べる、それを実現するための取引みたいなものだった気がします。もし本当にそれだけの関係なら、彼女達はここまで苦しむ事はなかったし、お互いに弱い自分を相手にさらけ出さずに済んだかもしれません。
けれど、彼女達はそうしました。それは、規則とか取り決めではなく、それぞれの胸の中にある自分だけの思いとして、2人とも相手を求めているから、なのではないでしょうか。ここでそれを確かめ合えたのなら、これからはより強い絆で、彼女達は結ばれていくのかもです。たとえどんな苦しい事が彼女達の周りで起きたとしても。
(というか彼女達の百合なふれあいをたくさん描いていってもらいたいですね、、、。オープニングやエンディングの映像で微笑みあったり近づいたりしている絵柄がありますけれど、それ以上の甘い関係性を本編で見せていってもらいたいものです。)
・「機動戦士ガンダム 水星の魔女」[レビューリスト]
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