まえがき
第8話は、後半急展開になりますが、心情の描かれ方がちょっと
あっさりしているように感じていました。最初はそれも、少しだけ
出てきたアングラスが大きなインパクトを与えられるように、
という配慮なのかと思っていました。でも後々のアングラスの
出方を考えると、、、嶺国側の事情というのも何かありそうです。
(それと、あんな場所にいきなり爆薬を持ち込めちゃう演出も
気になって、、、。)
そういったわけで、巫女達の思いみたいなものを考えてみました。
なお、ここに書いてあるのは、第8話の中の一場面を置き換えた
ストーリーになっています。なので、お読みになる時は第8話の
内容を思い出したり映像を見返してからの方がよりよいかも
しれません。
ここに掲載しているのは、嶺国の船から合図の信号弾が打ち上げ
られた辺りから、アングラスに自分の名前を呼ばれたアーエルが
涙を流す辺りまでです。
文章はシナリオっぽく(?)してみました。せりふの先頭にある
名前が、話している人を表しています。また、アニメに元からある
場面は《……》という風に囲んで表示しました。
設定も少し変えてあります。アニメの方ではアングラスの人質に
なるのはカイムですが、ここではユンが捕らえられるようになって
います。またその他の設定も少し付け足してあります。
あらすじ
嶺国和平使節に随行してきた巫女、アングラスは、アルクス・
プリーマ内を案内されている最中、突然ユンを人質に取る。要求を
聞き出そうとするユンに、しかし彼女は何も答えようとはしなかった。
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