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2026年5月 5日 (火)

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 第4話

 今までは何とも思っていなかった事柄が、急に重要な意味を持ってきています。それは、ぼたんといぶきが2人で一緒にいるようになったから、なのでしょうね。1人の時には抱く事のなかった気持ちを、彼女達は同じように感じているようです。
 、、、ところで、この話数や前の話数で、脇役で登場しているキャラのキャストの方達が、何か豪華なような。こういう部分も作品としては楽しめるでしょうか。

 テレビアニメ「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」、第4話です。

 ぼたん達寮生5人は、車に乗って、雲海を見るために三峯神社へ。やえかによると、自動車はあかねが友達から借りたものだそうです。マニュアル車を乗りこなすあかねを「かっこいい」と言ういぶきの言葉を聞いたかなでは、急に車を止めさせました。彼女は、自分が運転すると言い出すのでした。

 絵柄は、、、第1話の雰囲気に近くなっているかもですね。この第4話でのカットは、PV第1弾Blu-ray&DVDのCMでも使われていますし、この印象は維持されていくでしょうか。

 ぼたん達は学年もまばらで学科も同じだったり違ったりしていますが、皆仲良くしていて、全員で一緒に出かける事も多いようですね(第1話でも芝桜のお祭りに行ってました)。こういう交流は、ぼたんが寮に入る前からあったのかもしれません。
(なお、この第4話では前半で神社に行っていて、途中に参道の場面があります。参道の正中を描くのはあまり良くないような気もしますけれど、、、どうなのでしょう。)
 ぼたんが寮に入ってから変わったものがあるとしたら、それは、、、かなでの態度? これまでに彼女が話していた感じでは、彼女はいぶきと一緒にお酒を飲みたいと思っていたものの、相手の反応は良くなかったみたいです。第2話の冒頭でも、かなでの気持ちはいぶきには伝わっていないっぽいです。

 そういう状況の所へぼたんが現れて、すんなりいぶきとお酒を飲む仲になったのが、信じられなかったりうらやましかったりしているようです(第2話でも、「人畜無害に見えて油断ならないわね、この子、、、」と思っている様子です)。自分もぼたんのようにいぶきに近づきたい、という強い気持ちが、今のかなでを突き動かしている、のかもですけど、彼女が願うような状況になれているかどうかについては、どうなのでしょうね。
 だんだんなりふり構っていられなくなってきているかなでを、やえかやあかねはどんな風に見ているのでしょう。さすがに同じ寮に住んでかなで達の行動を見ていれば、彼女がいぶきをどう思っているのか、というのはうすうすわかってきているのでは、とも考えられそうです。
 仮にわかっていたとして、2人はどうするでしょうか? 応援する、あきらめさせようとする、他の人を紹介する、、、みたいな事まではできない? 2学年上の先輩ですし、口を挟むのも良くないと思って見守る立場にいようとするでしょうか。

 ぼたんも、かなでからいぶきへの思いには気づいているようです。第1話でも、酔った勢いかもですがかなでが何を考えているかはっきりと口に出してますね。
 じゃあ2人でいぶきの取り合いみたいになっちゃうのか、というとそうではないのですよね。ここでのぼたんは、いぶきについてのかなでの思い出を聞いて、自分達に共通するものを見つけているみたいです。2人はお互いを、似た感性を持つ、仲間のように意識するようになった、のかもしれません。
 そういう風にまでなれたのは、ぼたんの人柄が影響しているとも言える気がします。ぼたんは、他人との距離を詰めるのがうまくて、相手も自分も本音で語れる関係を、多くの人と築けているようです。そうなれる事で、不必要な不安を、相手にも自分にも抱かせないようにできているのかも。

 けれど、ぼたんの行動は万能ではないみたいです。時々、相手の大事な部分に踏み込んで相手を困らせてしまう場合もあるような。この話数では、後半でそんな雰囲気になってしまっていますね。
 相手は怒ってはいなさそうでしたが、ぼたんに不意に鋭く指摘されて落ち着かなくなってしまったかも。ナイーブな部分に触れそうな時はぼたんも注意する必要があるのかもです。

 毎回別の映像が流れるエンディング、ここではあかねのエピソードが描かれています。彼女が音楽に関わっていくようになるいきさつが、彼女の高校生ぐらいの時の記憶とともに流れていきます。彼女にとっては、強い憧れが、自分を音楽に向かわせる原動力になっているようですね。
 この第4話では、やえかとあかねの間にも、何か気持ちがあるように感じられます。それが最近始まったものなのか、彼女達が入学してからずっとそうなのかはわかりませんけれど、やえかからの一方的な思いだけではなく、あかねが相手をどう思っているのかとかも気になる所。彼女達のふれあいのエピソードも、本編で描いていってもらえると良いですね。

 ところで、声で気になる事が。本作はぼたん達寮生が物語の中心で、他には脇役的なキャラが何人か出てくる、みたいなパターンになっているようです。それで、その脇役的なキャラを担当されている声優の方達の中に、割とメインを担当される場合が多い方達がけっこういらっしゃるような。例えば、
◯第2話
・ぼたん達が行った酒屋の店員: 茅野愛衣さん
・いぶきの行きつけの店の店長: 花澤香菜さん
◯第4話
・スマートフォンの動画の声1: 井口裕香さん
・スマートフォンの動画の声2: 阿澄佳奈さん
他にももっといらっしゃるかもしれません。こういうキャスティングになっているのは、何か理由がある? これからの話数でもどなたか登場されたりするでしょうか。

 、、、さて、ぼたんといぶきの関係です。彼女達はこのエピソードでもさらに近づいているようですね。
 皆で神社にお参りに行こうとしているのに、いぶきだけ別行動。この状況は、寮生達にとっては、何が起きているか思い当たるものでしょう。そこですかさず後を追いかけるのが、ぼたんなのですね(そういえば第1話でも、彼女は1人でいぶきを探しに行ってました)。
 案の定な場所にいぶきは引きつけられていたわけですけれど、2人きりになった時、ぼたんはあるものを見つけます。それは、神社ではよく見かけそうな、でもこの神社だけの特別な様子のもの。それを見たぼたんは、いぶきにお願いをしています。

 いぶきも、ぼたんも、これまでだったら、それを見ても何か特別な気持ちになったり誰かを思い浮かべたりはしなかったでしょう。それが何をするものなのか、知識は持っていても、自分達には当面関係ないものだと思って見過ごしていたのでは。
 でもここでは、(彼女達が2人きりでいるからなおさら)急に深い意味を持ってくるのですね。彼女達は、自分達がそれを使うほどの関係になったと言えるのかどうか、短い間に必死に考えていたのかもしれません。(決して、ずっと友達だよみたいなノリじゃない事は、彼女達の表情が物語っているような。)そうして彼女達が出した答えは、、、。描かれている通りなのでしょう。

 後半の場面でも、ぼたんといぶき、2人だけの関係が見られます。マニキュアの瓶が出てきたのはやや都合が良い展開に見えるものの、彼女達が(物理的に)触れあうきっかけになり、思いを重ねていく出来事になっているようです。

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