魔法の姉妹ルルットリリィ 第7話
リリィは、困っているルルを助けるために精一杯の魔法を。せなは、塔子のために危険な場所へ進んで向かっていきます。では、ルルは、、、? ルル(=流)は、これまでの彼女の生き方ではあまり考えられなかった問題に、きちんと向き合う事になるようです。
テレビアニメ「魔法の姉妹ルルットリリィ」、第7話「サマーデイドリーム」です。
合宿のために借りたコテージはドアも窓も開かず、閉じ込められる形になったルル、塔子、せな。リリィの姿も見えず、皆焦りますが、そこで塔子がふと気づきます。これはテレビの「ドッキリ」番組だと言うのです。彼女は2人に自然に振る舞うようにと耳打ちして、もう一度リリィを探し始めます。
塔子は「自然に」、「いい感じに」振る舞うようにとルル達に言いますが、自分のアクションが一番不自然、、、。彼女は、アイドルとしてのパフォーマンスはうまいのでしょうけれど、お芝居はそこまでではない? または、テレビのバラエティ番組ならこういう動きの方が合ってると思ったのかもしれません。
(主に塔子だけが)気を楽にして行動を再開させましたが、3人の周りでは次々に怪しい現象が巻き起こります。1人、また1人と仲間が消えていく展開は、ホラーものっぽい所がありますね。
本作の全体の雰囲気からすれば、最後は違う展開になると予想できる流れではあります。が、キャラデザや絵の動きがあまりギャグ寄りになっていない感じだったり、前後編なためかストーリーの動きがゆっくりめで焦りや恐怖がより高まる印象だったりしていて、この作品らしさがやや弱まっているような気もします。
差として少しあるのは、ルルが戦おうとしている所かなとも感じられます。本作のイベントなどでは、魔法少女を主題にしたこの頃の多くの作品とは別で、「戦わない」事が本作の特徴とも言われています。この話数では、実際の戦いにはならないとしても、その意志は見せていて、戦いの方へ一歩進んでしまっているような印象も受けます。まあこの後どんどん戦いに巻き込まれていくみたいな事はないと思いますけれど、姉妹や取り巻く女の子達が絆を深めていくエピソードにフォーカスしてもらえると良いかもです。
途中の場面で、ルルに聞かれたせなが、自分と塔子の事を話しています。せな本人にとっては、塔子に言うのは気恥ずかしいけれど、大切な思いのようです。
彼女はなぜ、それをルルに打ち明けたのでしょう。もしかしたら彼女は、これまで皆で一緒に過ごした中で、ルルなら笑ったりしない、真面目に聞いてくれる、それに(重要なポイントとして)塔子にばらしたりしない、と思えるようになったのかもですね。また、そういう質問をしてくるルルにとって、何か一歩踏み出すアドバイスになれば、と考えたのではないでしょうか。
そのせなは、別の場面では自分からピンチに飛び込むような行動をしています。これと似た事は、第5話でもあった気がします。彼女にとっては塔子が一番大切で、塔子に何かあったと思った瞬間に、危険なんて関係なく飛び出していくのでしょう。
リリィも、ルルのために何とか力になろうと、魔法を使っています。この行動も、怖がるルルを放っておけない、というリリィの自然な気持ちから出たものと思われます。
それでは助けられたルルはどうするのでしょう。ここで描かれている彼女の反応は、病気の影響で、歌う事もできなくなり、友達を作って一緒に遊んだりするのも難しくなっていた流の生活の積み重ねが表れたもの、なのかもです。
(妹の風が見えない所で支えてくれてはいたものの、)流は1人でいる事が多かったのでしょう。1人なら、あきらめてしまっても、逃げ出しても、誰かに影響を与える事はない。彼女はそれを、当たり前として受け入れてきた、とも思えます。
ですが今は、、、。見捨てるなんてとてもできない大切な仲間達がいる。ルルとしての流は、それを強く意識したのではないでしょうか。仲間に助けられ、仲間を助ける、その大切さを感じた(もしくは思い出した?)のかもしれません。
ここで気になるのは、彼女がリリィに対してどういう気持ちを抱くのか、でしょうか。ルルとしては、せなや塔子達とはまた別の、より親密な感情を持ってもらいたいと思いつつ、流としては、妹の風への思いを強くしてもらいたいような。この辺りの感情がどうなっていくのかは気になる所です。
・「魔法の姉妹ルルットリリィ」[レビューリスト]
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