上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 第2話
すれ違う気持ち。自分がもっと大人だったら、もっとうまく振る舞えただろうか、と彼女達は思ったかもしれません。大人のような、子供のような彼女達は、それでも大切な誰かとの何かを求めていくのでしょう。
テレビアニメ「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」、第2話です。
いぶきの前で日本酒を差し出すかなで。一応ぼたんからは、いぶきが好みそうなお酒だとは聞いていたものの、かなでは、一緒に飲もうと誘う事がなかなかできません。するといぶきは、満面の笑顔でそのお酒を受け取ります。彼女は、かなでが自分にプレゼントしてくれただけだと思い込んだみたいでした。
絵が、、、。本作は、きっちりした、というよりは、ふんわりとした雰囲気が特徴ではありますけれど、絵柄は第1話のように明確になっていてもらいたい気もしたり。、、、オープニング映像があれだけ気合いの入ったもので、エンディング映像も毎回別のものになっているらしいので、仕方ない所なのでしょうか。
前半は、かなでを中心としたストーリーになっています。彼女は、第1話でも、いぶきを気にしている様子が描かれていますね。彼女がいぶきとしたいのは、一緒にお酒を飲む、、、だけ? いえ、もっと何かありそうな雰囲気ですよね。
かなでは一応、いぶきがいつも1人でお酒を飲んでいて、(理由まではわからないとしても、)他の人と一緒には飲みたがらないのを知っているのですよね。その上で誘おうとするのは、いぶきをもっと知りたい、他の人とは違う関係になりたい、と思っているからなのではないでしょうか。
かなでのそういう気持ちを、ぼたんは何となく察しているみたいです。でもぼたんは、いぶきが1人で飲む理由を知っていて、しかもいぶきとは既に一緒に飲む仲になっています。かなでが望んでいるような位置に、自分は既にいる、これは、けっこう悩ましい状況なのではないでしょうか。
それと、この立場になったぼたんが、どう感じているのかが気になります。彼女自身は、いぶきをどう思っているのでしょう? 酔うと大胆になって、相手(いぶきだったりかなでだったり)をからかったり誘ったりするような仕草を見せるぼたん。彼女は、かなでがいぶきに対して抱いているような気持ちを、自分が持っているかどうか、意識しているのでしょうか。そこに百合な恋愛感情があるのか、ないのか、まだないだけなのか、その辺りが明らかになる時はこの後来る?
(この話数では、ぼたんといぶきは、2人だけの特別な関係になりそうな予感もあります。この辺りの結果がどうなるのかは、別の話数で描かれていくのかもですね。)
百合といえば、、、ぼたんとかなでが酒屋さんで選んだお酒が、ずばり「六代目百合」ですね。ぼたんは、「百合」という単語が何を意味するのか知っているのでしょうか? これは偶然のチョイスなのかもしれませんけれど、ちょっと気になります。
(本作では、実在するお酒が実名で出てくる場合もありますし、微妙に隠されている(「Asani」ビールとか)場合もあるようですね。これは何か基準があって決めている事なのでしょうか。)
後半は、やえかとあかねがメインのストーリーとなっています。彼女達はとても仲が良いらしいですけれど、ここではちょっとした言い争いが起きています。
あかねはやえかを「おっちょこちょい」と言っていて、やえかはそれに反発しています。が、電車の切符のエピソードのおかげで、ぼたんやいぶき、それに視聴者の側も、あかねがなぜそういう表現をしたのかがうかがえて面白いです。
やえかとあかねは、とても気が合っていて、これからも仲良くしていくでしょうし、けんかをしたりもするのでしょう。もしかしたらこの話数でのすれ違い以上にこじれて険悪になったりするかもしれません。
それでも彼女達は、お互いに相手を見つめ続けていくのでしょう。また、困難があったとしても、それを乗り越えて近づこうとするのでしょう。
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