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2026年1月16日 (金)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第1話

 スレッタもミオリネも、親に対していろいろ考えているものがあるようです。彼女達が、自分の本当にしたい事は何なのかを、自分で見つけ出してその手でつかみ取るには、親の存在を乗り越えていかなければならないのでしょう。それを実現するために、彼女達が力を合わせ近づいていけるようになると良いかもですね。

 テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」、第1話「魔女と花嫁」です。

 A.S.(アド・ステラ)122、人類は宇宙へと進出し、スペースコロニーを作って暮らすようになっています。ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園もその中の1つ。そこへ、水星からやって来たスレッタ・マーキュリーが編入してきます。彼女は学校へ入る前、ミオリネ・レンブランという女の子と思いがけず出会うのでした。

 本作の前日譚に当たる「PROLOGUE」では、ミオリネの父親のデリングが自分の世界観を宣言していましたが、その後世界は、この人の言うような形になっていったのでしょうか。この人がベネリットグループのトップになっているという事は、それなりの影響力を持っているのかもです。

 ミオリネは、その父親の方針には従いたくないようです。実際、自分の将来を自分の知らない所で勝手に決めつけられるのは嫌ですよね。ミオリネはとにかくその点だけは許せなくて、父親が牛耳っている学園も、学園の方針に従っている人々も気に入らない様子です。

 スレッタは、この世界観では辺境と言われている水星から来ていて、学園の事情はあまりわかっていないっぽいですね。でも、ミオリネが苦しんでいるらしい事を感じると、迷わず彼女に手を差し伸べています。

 ミオリネが父親の言いなりになるつもりがないのに対して、スレッタは母親の言いつけは大事にしているみたいです。親に対する姿勢は正反対なのに、スレッタは、ミオリネが自分の意見を通す後押しをしているんですよね。ここでスレッタが、「親の言う事にはちゃんと従わなきゃ」みたいに言ったりしないのは、なぜなのでしょう。
 それは、親に従う事よりも、自分達が大切にしなければならないものがある、と感じているからなのではないでしょうか。彼女が意識的にそう思っているのか、それとも本能的に反応しているのかはわかりませんけれど、それが彼女の行動基準であって、これからのミオリネとの関係を築いていく原動力になるのでは、という気がします。

 この話数辺りではまだ、ミオリネが、学園という限られた世界の中で父親に反抗している、というだけのようにも見えます。けれどこの先、もっと大きな出来事があって、彼女は(そしてスレッタも)成長していくのでしょう。

 さて百合的には、、、サブタイトルにもあるような関係性が生まれている感じですね。ミオリネ達のいる世界ではそういう関係は一般的にもあるみたいです。けど彼女の言っている雰囲気では、まだそこまで広まっているわけでもないのかなとも思えます。もし本当に当たり前になっているのだとしたら、スレッタがなぜそんなに戸惑っているのか全く理解できない、といった反応を示しそうにも思えます。
 それと、ミオリネが最後に行っていた呼びかけの言葉も、結婚とは男女がするもの、という観念に従った言い方のようにも聞こえます。彼女達には是非、そういう決まり切った考え方を打ち破って、女の子同士の関係性を育てアピールしていってもらいたい所ですね。

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