２０２３年１０月からとその後のアニメ作品リストなど

　１０月から始まるアニメ作品の中で百合テイストのありそうなものを少し調べてみました。主人公の女の子が特徴的な何かに取り組む物語が多い感じでしょうか。その中で、周りの女の子達とのふれあいや愛情を育てていく様子などがたくさん描かれていくと良いですね。

◯１０月から開始のテレビアニメ

・星屑テレパス
　あがり症で人とのコミュニケーションがうまくできない女子高生の小ノ星海果（このほしうみか）は、一つの願いを胸に抱いていました。それは、自分の作ったロケットで宇宙へ飛び出し、宇宙人に出会う事。その思いを誰にも打ち明けられずにいた彼女の前に、一人の女の子が現れます。名前は明内ユウ（あけうちゆう）、彼女は自分の事を「宇宙人」だと言うのでした。
　本作は、発行芳文社、まんがタイムきららに連載中の、大熊らすこさん作の同名コミックが原作です。「コミスペ！」で紹介されている作品についてへのインタビュー記事では、大熊さんの作品への思いが語られています。女の子達の暖かな絆がアニメでも描かれていくのではないでしょうか。（ちなみに、インタビュー記事には本作について「ガール・ミーツ・ガールもの」という構想があったと書かれていたりしますし、コミックの作品紹介のページには、きっちり(?)「百合」と書いてあったりもしますので、百合テイストも期待できそうでしょうか。）

・私の推しは悪役令嬢。
　乙女ゲーム「Revolution」のファンだった女の子が、そのゲームの世界に転生、しかもヒロインのレイ＝テイラーになってしまいます。元々彼女が激しく推していたのは、何と悪役令嬢キャラのクレア＝フランソワ。当人に直に会えたレイは思わず告白するのですが、クレアには警戒されてしまいます。
　本作は、いのり。さん原作、花ヶ田さんイラストでGL文庫や一迅社からノベルが、青乃下さん作画で百合姫コミックスからコミック版が発行されています。Revolutionは普通の(?)乙女ゲーなわけですが、レイは攻略対象の男子達には目もくれず、クレアに入れ込んでますね。その先、彼女がこのゲーム世界で何をしようとするのかによって、アニメ版の百合度が変わってきそうにも思います。クレアと女の子同士で結ばれたいのか、クレアの破滅フラグを回避させたいのか、あるいは異世界を満喫したいのか、、、。是非百合満載になってもらいたいものです。
（ところで、一迅社作品からアニメ化されるものって、タイトルに「私」と付くものを最近多く見かけるような、、、。例えば、「私に天使が舞い降りた！」、「私の百合はお仕事です！」、そして「私の推しは悪役令嬢。」といった感じで。これは何かの法則、、、というわけではないですよね。）

（ちなみに、上に書いた「星屑テレパス」と「私の推しは悪役令嬢。」、それからアニメ化が発表されている「対ありでした。 ～お嬢さまは格闘ゲームなんてしない～」のコミック作品は、ダ・ヴィンチとニコニコが運営する「次にくるマンガ大賞」の2021年版のコミックス部門でランクインしたりノミネートされたりしています（他には百合姫コミックスの田口囁一さん作「ふたりエスケープ」や、まんがタイムKRコミックスのカエルDXさん作「観音寺睡蓮の苦悩」なども入ってますね）。アニメ化される事でもっと人気が出てくるのではないでしょうか。）

・キボウノチカラ～オトナプリキュア'23～
　かつて「希望のプリキュア」として、パルミエ王国と人間界を救うために立ち上がったのぞみ。彼女は、幼なじみのりん、後輩のうらら、生徒会のかれん、こまちとともに「プリキュア５」となり、妖精のミルクと一緒に、闇の組織、ナイトメアやエターナルの野望を打ち砕きました。その彼女達も、いつしか大人に。成長した彼女達の身に、何が起きるのでしょうか。
　本作には、「Yes! プリキュア５」や「～GoGo!!」ののぞみ達、それに「ふたりはプリキュアSplash Star」の咲と舞が登場するようですね。（、、、マジカルな経験をした子供達が大人になって、という流れ少し別作品を思い出してしまいますけどまあ特に関係はないですね。）大人になる＝飲んで悪酔いしたり口を開けば仕事の愚痴や男の話題ばかり、、、みたいな描写は避けてもらいたい所ですけれど、どうなるでしょうか。元作品と同じように変身＆バトルがたくさんあると面白そうですね。リーチの長さを生かしたパンチや、伸びやかで力強いキックなど、「オトナ」ならではのダイナミックで華麗なバトルを見てみたいものです。後は女性同士の関係も。のぞみとりん、のぞみとうらら、こまちとかれん、かれんとくるみ、それに何といっても咲と舞のいちゃつきなどたくさん描かれると素敵ですね。
　ところで作品のタイトルに「'23」と書かれているという事は、来年とかその後にも続いていく、、、？　（そういえば来年には「魔法つかいプリキュア！ ２」があるそうで、大人になったみらいとリコのふれあいが見られる？）

・でこぼこ魔女の親子事情
　アリッサとビオラは魔女の親子、ですが、見た目も似ていませんし、アリッサの幼さに比べてビオラはあちこち成長しています。実は２人は本当の親子ではなく、ビオラは人間なのですけれど、そういう事は関係なく彼女達はとても仲良く毎日を過ごしています。
　本作は、COMICメテオに連載の、ピロヤさん作のコミックが原作です。アリッサもビオラもお互いが大好きで、周りも、仲良しな彼女達を暖かく見守っているようです。本当の親子ではなくても愛情は深いのですが、それが家族愛なのか、それとも百合な方向になるのかは、彼女達次第なのかもです。

・ひきこまり吸血姫の悶々
　テラコマリ（コマリ）は、ムルナイト帝国にある吸血鬼の名門貴族、ガンデスブラッド家の娘なのですが、本人は血が嫌いで、そのためか力も弱く成長も遅いのでした。ある理由から閉じこもりがちになっていた彼女は、突然「七紅天大将軍」という役職に抜擢され、周辺諸国との戦争に出向く羽目になります。
　本作は、ソフトバンククリエイティブ発行、小林湖底さん原作、りいちゅさんイラストのノベルが原作です（10/14に最新の第１２巻が発行予定です）。主人公のコマリ以外にも女性の登場人物は多く、彼女達のふれあいに百合テイストが見られるかもです。七紅天の一人に偶然選ばれてしまったサクナがコマリを慕っていたり、それを見たコマリ付きのメイドのヴィルヘイズが焼き餅を焼いたりなどの流れがあるようで、期待できそうでしょうか。

・攻略うぉんてっど！ ～異世界救います！？～
　会社勤めでゲーム好きな女性、イノーは、突然ゲームの世界に召喚されてしまいます。同じように召喚されていた元教え子のエンヤァとともに、彼女は世界を救う冒険へと出発します。
　イノーとエンヤァはゲームの世界で偶然に再会するようで、過去の彼女達の関係がストーリーに何か影響してくる？　そこに百合な雰囲気などあると面白いかもですね。また、獣族のウィルフとライライインの仲良し姉妹も描かれるようです。

・16bitセンセーション ANOTHER LAYER
　美少女と美少女ゲームが大好きな女の子、秋里コノハは、人気絵師になる事を夢見てゲームのイラストレーターの仕事をしているものの、なかなか思うようには行きません。ある日手にした美少女ゲームのパッケージを開くと、いつの間にか1990年代へとタイムスリップ！　彼女はこの時代のゲームソフト会社「アルコールソフト」に就職し、思う存分美少女を描こうとします。
　原作に当たるコミック「16bitセンセーション」では、上原メイ子の目から見たアルコールソフトの人々とのストーリーが描かれています。アニメ版「～ANOTHER LAYER」では、メイ子達がいる世界へコノハがやって来るのですね。コノハは美少女ゲームだけでなく「美少女」自体も大好きという事ですので、ゲームではなく実際にかわいらしい女の子と愛し合うエピソードもたくさん描いていってもらいたいかもです。（キャラ紹介やPVでは男子キャラが目立っている気もしますが本編ではそうでもない、、、でしょうか？）

◯放送継続の作品

・ひろがるスカイ！ プリキュア

・絆のアリル
　第１シーズンが４月から放送され、７月からはその際放送があり、１０月からはこの第２シーズンの放送が始まります。

◯劇場版作品

・ガールズ＆パンツァー最終章 第４話

・プリキュアオールスターズF

◯１月からの制作予定作品

・ささやくように恋を唄う

◯さらにその後または制作時期未定の作品

・ラブライブ！ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会（2024年、劇場上映シリーズ３部作第１章）

・ラブライブ！ スーパースター！！（2024年、第３期）

・魔法つかいプリキュア！ ２（2024年度、第２期）

・ゆるキャン△ 第３期（2024年）

・響け！ ユーフォニアム３（2024年4月、第３期）

・声優ラジオのウラオモテ（2024年）

・対ありでした。 ～お嬢さまは格闘ゲームなんてしない～

・うたごえはミルフィーユ

・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

・リコリス・リコイル（新作）

・スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました（第２期）