推し武道 実写ドラマの情報が公開されています他

　形式としてはテレビ放送の連続ドラマとなるようですね。えりと舞菜のふれあいが、コミカルな中にも愛情たっぷりに描かれていくと素敵です。

　Webコミック誌「COMICリュウ」に連載中の、平尾アウリさん作のコミック「推しが武道館いってくれたら死ぬ」（略称「推し武道」）は実写化される予定となっています。その紹介ページが公開されています。

　実写化については、原作コミック第７巻の帯に書かれたりしていました。どういう形で制作されるのかははっきりしていませんでしたけれど、テレビ放送の連ドラとなるようですね。

　放送局は、朝日放送とテレビ朝日とされています。他の局での放送やネット配信などがあるのかどうかはわかりませんが、より多くの人が見られるようになると良いかもです。放送開始時期は10月となっています。

　原作のストーリーは、、、岡山のマイナーアイドルユニット「ChamJam」、そのファンの間で「伝説」と呼ばれる女性ファンがいました。彼女の名前はえり、周りからは「えりぴよ」と呼ばれ、あまりにも激しい推し愛のため一目置かれる存在となっています。
　彼女が推すのは、市井舞菜（いちいまいな）ただ１人。舞菜は、引っ込み思案のためかファンが少なく人気も一番下でした。が、そんな事はおかまいなしに、えりは全力で舞菜を応援します。バイトで稼いだお金はすべて舞菜につぎ込み、自分の服は高校の時に使っていた赤ジャージしか持っていないほどでした。
　舞菜の方はというと、えりに好意は持っているものの、いつも緊張してしまって冷たい対応しかできません。それでも単推しを続けるえり。彼女達の間に「アイドル」と「ファン」を超えたつながりは生まれるのでしょうか。

　この作品はテレビアニメ版も制作されていますね。実写化となった場合、どういう感じになるのか気になっていました。今はまだあまり情報は出ていませんけれど、その内映像などが見られるようになると、雰囲気がわかってくるのかもしれません。
（ちなみにテレビアニメ版のPV第３弾が、映画の予告編風の造りになっていて面白いです。実写ドラマの予告編がどうなるのか興味深い所です。）

　サイトで紹介されている所では、えり役は松村沙友理さんが担当されるそうです。松村さんは元乃木坂46のメンバーで、別作品になりますが「ラブライブ！」シリーズなどアイドルアニメのファンでもあるそうです。
　寄せられているコメントによると、アニメ版は以前から見ていらっしゃるそうです。ご自身がアイドルという位置づけも経験されていますから、ドラマでファンの側に立つとなるとまた新しい見方や見せ方ができるのかもですね。

　サイトには原作の平尾さんからのコメントも載せられています。平尾さんも以前から松村さんをご存知のようで、期待されている部分も大きいのではないでしょうか。
（なお、平尾さんのコメントにもありますように、ドラマ版の音楽は、アニメ版と同じ日向萌さんが担当されるそうです。実写の映像の中でも、アニメ版のような雰囲気を味わえたりする？）

　さて気になるのは、百合度、、、ですね。アニメ版で百合っぽくても実写になると男女の関係を強調する方向で描かれる作品が割とある気もします。けれど本作では是非、女の子同士の親密さをたっぷりと描いていってもらいたいものです。
　女の子同士の好意という点では、えりと舞菜以外にもたくさんありますよね。ゆめ莉と眞妃は気がつくといちゃついて(?)いたりしますし、文と優佳も何かとつるんでいたり、れおと空音も距離の近さがあります。
　原作コミックも「“アイドル”と“ファン”の百合♡」がテーマらしいです。なので、そこがきっちりと丁寧に描かれていくと素敵です。

　それから、、、本作のドラマ枠の名前が「ドラマＬ（エル）」というのだそうです。「Ｌ」というと女性同士の恋愛関係を示す言葉としても使われたりしますね。本作も（というかドラマＬで扱われるこれからの作品はすべて？）百合な部分がたくさん描かれていったりするでしょうか。

（そういえば本作とは関係ありませんけれど、世の中には、「舞菜御膳」や「舞菜弁当」という食事の宅配（舞菜は「まいさい」と読むらしいですけれど、、、）があったり、様々な行政手続きに使えるあのカードを使って貯められるポイントの名前が「『マイナ』ポイント」だったりと、舞菜に暖かい風が吹いている(?)ような気もします。今度のドラマ版で、舞菜やえり、その他の女の子同士の関係がより広まっていくと面白そうです。）