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2021年7月27日 (火)

白い砂のアクアトープ 第1話

 求めていたはずのものを見失い、これからどうしたら良いのかわからずにいた風花。くくるとの出会いをきっかけに、彼女は少しずつ癒やされていくのかもしれません。もしそうなった時、彼女達はお互いをどんな風に意識していくのか、周りにいる他の人達とは違った特別の存在になれるのか、が気になります。

 テレビ放送が始まったアニメ「白い砂のアクアトープ」を見てみました。第1話のサブタイトルは「熱帯魚、逃げた」です。

 宮沢風花(みやざわふうか)は上京してアイドルとして芸能活動をしていましたが、夢を追い求める事をやめ、実家へ帰る事にしました。でもすぐに帰るのも気が引けてしまい、どうしようか悩んでしまいます。その時目に入ったのが、沖縄観光のポスター。風花は行き当たりばったりで沖縄へ向かう飛行機に乗ってしまいます。

 海咲野くくる(みさきのくくる)が働いている「がまがま水族館」は、彼女の祖父が経営しているようです。が、資金難らしく、祖父は外回りをし、その間、学校の夏休みにくくるは館長代理として水族館を切り盛りしている、といった感じでしょうか。
 水族館はけっこう広く、お客さんもそれなりに来ているようにも見えます。それでも経営は苦しいみたいで、従業員もぎりぎりの数しかいないらしいです。
 くくるの様子からすると、このままでは水族館をやめなければならなくなってしまいそう? この夏の間に、何とかする必要があるようですね。

 そういう時に、風花は水族館へとやって来ます。最初は普通にお客として魚達を眺めていただけでしたが、そこで彼女の気持ちを変える何かがあったようです。何が彼女の気持ちを動かしたのか、彼女は何を目指して行動を起こしたのか、については、この後語られていくのでしょう。この時からの夏の日々は、くくるにとっても、風花にとっても大事なものになりそうです。

 さてそこで、彼女達がどういう関係になっていくのかが気になる所です。前に別の記事にも書きましたように、「がまがま水族館」はくくると風花以外の人達にとっても重要な場所ですし、そこを失いたくない気持ちは皆強いでしょう。その部分が強く描かれていくほど、くくると風花のつながりが取り上げられづらくなってしまうのでは、という気もしてきちゃいます。

 例えば、風花が水族館で遭遇したのと同じ経験をした事があるのは、くくるだけだった、となってくると、彼女達2人の結びつきがより深くなりそうです。そうして彼女達が、女の子同士でお互いを意識していく関係になると素敵ですね。

 それから、本作のキャラ原案がU35(うみこ)さんなのも良いですね。透き通って清涼感のある瞳、柔らかな髪を彩る髪飾りなどの麗しい雰囲気は、アニメ版でも描き出されています。百合なイラストも多く手がけられているU35さんのキャラ達ですから、作中でも百合な展開があるのを期待したいです。

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