BLUE REFLECTION RAY/澪 第3話
どうすれば良いのかわからず悩み続けていた瑠夏。彼女の目に映る陽桜莉の姿は、彼女に光をもたらすものになるでしょうか。
テレビアニメ「BLUE REFLECTION RAY/澪」(ブルーリフレクション レイ)、第3話「本心隠して」です。
平原陽桜莉(ひらはらひおり)と羽成瑠夏(はなりるか)の目の前で、白樺都(しらかばみやこ)の「思い」が再び奪われようとしています。都を捕らえているのは、以前遭遇した駒川詩(こまがわうた)ともう1人、山田仁菜(やまだにいな)。2人とも、陽桜莉や瑠夏と同じリフレクターだといいいます。同じリフレクターなのになぜそんなひどい事をするのか、と必死に訴えかける陽桜莉に、仁菜達は聞く耳を持ちません。また戦わなければならないのか、という時に、瑠夏はなぜかリフレクターへと変身できずにいました。
ここでは、瑠夏の過去の経験が少し描かれています。彼女は、以前いた学校で経験した事に、まだ胸を痛めているようです。
自分がちゃんと行動を起こしていたらあの子を救えていたのではないか、と思うのは、確かに差し出がましい考えとも言えるのかもしれません。でも気づいていて何も行動しないのは、良くない事なのではないか。
だったらどうすれば良かったの? という気持ちが、瑠夏の中ではずっと繰り返されていたのでしょう。今になっても、彼女は答えを出せずにいたみたいです。
誰か友達にその悩みを聞いてもらったら、彼女はすっきりできたのでしょうか。(何でも打ち明けられる相手が彼女にいたかどうかはよくわかりませんけれど、、、)それでも過去を変える事はできない、と、彼女は苦しみ続けるのかもしれません。
瑠夏はたぶん、周りがよく見えていて、いろいろなものをその通りに受け取り、感じすぎてしまう女の子なのではという気がします。うつむいている子や苦しそうにしている子を見ると、まるで自分がその苦しみを背負ったかのように同調してしまうのかも。
この人の痛みに気づく事ができる資質についてだけ取り上げると、瑠夏自身は、素晴らしいものだとも、嫌なものだとも思ってはいないように見えます。彼女が一番問題にしているのは、気づいたのならどうすべきなのか、という事の方なのではないでしょうか。
その気持ちが強くなっていたこの時、彼女は陽桜莉の振る舞いを目の当たりにします。そこで瑠夏は、何かを感じたようですね。この出来事が、瑠夏の気持ちを変えていくきっかけになるのかどうか、それはこれからわかっていくのでしょう。
さてこの話数では、陽桜莉の姉の美弦(みお)も活動し始めているようです。陽桜莉と瑠夏にリフレクターの事を教えた田辺百(たなべもも)は、前回第2話の感じだと美弦について知っているでしたけれど、顔までは知らなかった、のかな? 陽桜莉と瑠夏が美弦と向かい合った時何が起きるのかが気になります。
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