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2020年12月18日 (金)

魔女の旅々 第1話

 ここではイレイナの過去のエピソードが描かれています。どうやって彼女が魔女になったのか、その時どういう気持ちになったのかが見えてくるようで、これからの物語を見ていくために彼女の思いを知る回になっているかもです。

 テレビ放送が始まったアニメ「魔女の旅々」を見てみました。第1話のサブタイトルは、「魔女見習いイレイナ」です。

 イレイナは幼い頃、ある本に夢中になっていました。それは、「ニケの冒険譚」、魔女ニケが世界中を旅する物語です。イレイナは自分も魔女になると決意し、それから1人で魔法を猛勉強していくのでした。

 イレイナが若くして魔女見習いになれたのは、魔女への強い憧れと、夢に向かって努力を惜しまない姿勢、それと、、、元から魔法の才能があった? 他の人がなかなかできない事でも成し遂げられたのは、「魔女」という存在に対する彼女の気持ちの強さのおかげなのかもしれません。

 その気持ちの強さだけでこの先も進んでいけるなら、彼女は思う通りに夢を叶えていけた事でしょう。でも現実はちょっと違っていました。自分がこうしたい、と考えるだけでは実現できないものが、世の中にはあるみたいです。人と人、誰かと自分との関係を大切に築き上げていく事が、彼女には求められていたのかもしれません。

 この話数では、イレイナが魔女になれるかどうか、という部分と、人として成長できるかどうか、という部分の重要さが描かれているのかもです。第2話から後は彼女は魔女として自由に世界を旅するのでしょうけれど、その時に、師匠のフランとの関係から学んだ事が、生かされていくのでは、と思われます。

 さて百合は、、、この話数ではあまりそういう雰囲気はなさそうです。この後の話数ではどうなるでしょうね。

 本作の世界観では、魔法を使いこなす能力が高いのは女性に限られるそうです。魔女見習いや魔女のような強い魔力を持つのは女性だけ。となると、自由に空を飛び、様々な場所へも1人で旅する事ができて、あちこちの仲間達と優雅に交遊し、様々な結びつきを生み出していけるのは、女性同士ならではの特権とも言えそうです。そんな魔女達のおつきあいの中に、百合なエピソードがちりばめられていると素敵ですね。

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