ご注文はうさぎですか？ BLOOM 第１話

　季節は夏へ。ココア、チノ、リゼだけでなく、彼女達を取り巻く女の子達の華やかでコミカルなエピソードが始まりますね。ココアとチノの関係はさらに親密になって、、、って、主題歌映像の２人のくっつき方がもう、、、！

　テレビ放送が始まったアニメ「ご注文はうさぎですか？ BLOOM」を見てみました。第１話のサブタイトルは「にっこりカフェの魔法使い」です。

　照りつける陽差しが強くなってきたある日、青山ブルーマウンテン先生がラビットハウスを訪れると、看板に「冷やしコーヒーはじめました」の文字が。何の事かと中へ入ってみると、そこには浴衣姿のココアとチノ、リゼが。甘兎庵と間違えて入店してしまったと勘違いした先生は一目散に逃げ出して行ってしまいます。

　ココアがチノの家に住み始めた春の頃にはちょうど良かったラビットハウスの制服も、暑い季節にはだんだん合わなくなってきているようです。たぶんお店の中は冷房が効いていて、本人達はあまり息苦しさを感じていないのでしょうけれど、外からやって来たお客さんの目には暑そうに見えるのかもです。そこで、制服の夏服を作る事になるのですね。

　チノ達が着てきた制服は、確かチノの母親が作ったものだったように思います。チノが成長してお店を手伝うようになった時のために、と、ずっと前に用意しておいたのだとか。
　それにチノが働き始める時には、歳の近い仲間も一緒にいてほしい、という願いから、色違いの服を何着も作っていたようです。それを、ココアやリゼが着ているのですよね（マヤやメグも、ラビットハウスのお手伝いをするときに、それぞれ同じデザインで色違いの制服を着ていたりします）。

　奇跡的にサイズも皆ぴったりですし、チノ自身にも愛着があるでしょうから、かなり大事にしているのでは、とも思えます。でもここでは、割と簡単に新しい制服作りに乗りかかっています。

　これは別に、あまり姿を見せない母親が作った服に興味がなくなった、とかではないのでしょう。今までの服も大事だけれど、自分のそばにいてくれる愛しい仲間達と一緒に何かをしたいという気持ちが、チノの中では強かったのかも知れません。（まあまた秋になれば元の制服に戻るのでしょう。）

　そこからは、千夜やシャロも巻き込んで、彼女達らしいにぎやかで笑えるストーリーが展開しています。制服の素材を会に出かけた時や、ブロカント（フランス語でbrocante、フリーマーケットみたいな意味らしいです）などでは、シャロ、千夜、ココアの同学年トリオが本領を発揮(?)してますね。
（それと、作中で「怪盗ラパン」の話題が出てきています（子供達が物まねをしているような）。オープニング曲「天空カフェテリア」（この第１話ではエンディングに流れています）では、怪盗ラパンと「魔法少女チノ」も登場していますね。これってエイプリルフール企画の一つだったように思うのですけれど、アニメ本編で扱われるほどに昇格した？）

　果たして新しい制服はちゃんとできあがるのか、という流れの中で、コミカルな部分の中に、ココア達の愛情が感じられる場面もたっぷり描かれています。ココアの「お姉ちゃんに任せなさい！」もありましたし、リゼにめろめろなシャロを見て千夜が焼き餅を焼いているように感じられる場面もあったりします。

　それに、チノのココアに対する信頼感や愛しいと思う気持ちも見えてきている気がします。彼女達の仲は進展しているみたいです。

　というか、「天空カフェテリア」の映像が、、、。ラビットハウスの前にいるチノに、お店から出てきたココアが走り寄って抱きついています。顔がとても近づいて、これはもうほとんどキスしているようにしか見えないような？
　その後も、彼女達はにこやかな笑顔で見つめ合い、手を触れあって指を絡めています。百合な雰囲気が感じられますね。

　ココアがチノの家に来た頃、割と人見知りなチノはそれまで１人でいる事に慣れていたようで、優しい笑顔でどんどん近づいてくるココアにどう対応したら良いかわからなかったみたいです。第１期「ご注文はうさぎですか？」のオープニング映像でも、冒頭でお店の前にいるチノに手が差し伸べられて頬に触れても（映像はココアの１人称視点になっているみたいです）、チノはきょとんとした表情を見せています。そうやって触れあうのが愛情表現で、ココアはチノに深い愛情を抱いている、という事に、この頃はまだきちんと気づけていなかったのかも、という気がします。

　その時との対比で考えると、彼女達２人の関係は、愛情豊かなものになっているのでは、と感じられます。これから先のエピソードでも、彼女達の恋心をたっぷりと見せていってもらいたいものです。

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