テレビアニメ「ラブライブ！ 虹ヶ咲学園アイドル同好会」 公式サイトがリニューアルされています＆、、、放送時期

　奇しくもスクールアイドルに関わる事になった、９人＋１人の女の子達。ステージを見上げるだけではなく、自分達でステージを作っていく彼女達の表情は、夢にあふれているように見えます。彼女達の身にはこれからいろいろな事が起きるのでしょうけれど、皆で団結すればどんな困難にも打ち勝っていけるのではないでしょうか。、、、それにしても、放送時期が?!

　プロジェクト「ラブライブ！ School idol project」より、新作アニメ「ラブライブ！ 虹ヶ咲学園アイドル同好会」が放送される予定となっています。その公式サイトがリニューアルされています。

　主に新しくなっているのは、トップページのビジュアルが更新されている所と、PVが紹介されている所などでしょうか。これまでは、本作のキャラも登場するスマートフォン用ゲーム「ラブライブ！ スクールアイドルフェスティバルALL STARS」（スクスタ）の情報や、楽曲情報などが多かった感じですけれど、「TVアニメ」のページもだんだん充実してきていますね。

　トップのビジュアルには、虹ヶ咲学園アイドル同好会でスクールアイドルとして活動する事になる９人の女の子と、スクールアイドルに憧れる１人の女の子、高咲侑（たかさきゆう、CVは矢野妃菜喜さんです）が描かれています。お台場にあるという虹ヶ咲学園の前に、１０人の女の子達が集まっています。

　真ん中近くにいる、緑がかった黒髪をツインテールにして、制服に黒ニーハイをはいた女の子が、侑です。彼女は、手前にいる幼なじみの上原歩夢（うえはらあゆむ、CVは大西亜玖璃さんです）と手をつないでいる、だけでなく、後ろにいるいかにもスクールアイドル風なコスチュームの優木せつ菜（ゆうきせつな、CVは楠木ともりさんです）とも手をつないでいます。この３人は、２年生という共通点があるようですね。

　歩夢は、明るい笑顔で手前に視線を投げかけながら手を振っているようです。侑とは反対側の手をつないでいるわけですが、お互いに相手の手を握り合っている、というよりは歩夢が侑の手を引いているような手の持ち方をしています。
　彼女は、侑の憧れにつきあう形でスクールアイドルの活動を始めるわけですが、いつも受け身なわけではなく、ちゃんと自分の意志を持って自分のやりたい事をやるし、時には侑をリードしたりもするのでしょう。幼なじみの彼女達は、そんな風にして今までずっと２人でお互いを補い合ってきたのかもしれません。

　せつ菜は、侑に手を引かれてちょっと険しそうな表情を見せています。が、別に怒っているとかではなく、手を引いてくれなくてもちゃんと自分で歩ける、みたいな事を言いたがっているのかもです。彼女は、スクールアイドルの活動をするためにこの虹ヶ咲に来ました。たとえ仲間が離れていったとしても（まあ実際はそんな風に見えただけなのですけれど）、自分１人でも自分のやりたい事を貫くという決意を抱いている姿勢が垣間見える気がします。

　彼女達の左側にいる３人は、皆３年生ですね。赤毛で三つ編みのエマ・ヴェルデ（CVは指出毬亜さんです）は、スクールアイドルに憧れて、自分もなりたいという一心でスイスから留学してきた女の子です。その熱意は強いでしょうし、よほどの事があっても、彼女がスクールアイドルに背を向ける事はないのではと思われます。

　エマの手前にいるのは、朝香果林（あさかかりん、CVは久保田未夢さんです）です。モデルの仕事もこなす彼女は、スクールアイドルの経験はなかったものの、抜群のステージ感覚とセンスで、皆のお手本になれるほどの才能を持っているようです。

　果林の隣で眠そうにしているのは、近江彼方（このえかなた、CVは鬼頭明里さんです）です。いつも眠たそうにしていますが、特定のものにはつい反応してしまうみたいです。特に妹の遥（はるか）は溺愛している様子。遥は「ラブライブ！ スクールアイドルフェスティバル」（スクフェス）などにもスクールアイドルとして登場しているのですよね。なので本作にも登場してきてもらいたい（＆姉妹でいちゃついてもらいたい）のですけれど、それはどうなるでしょうか。

　エマの後ろにいる、ロングヘアを赤いリボンで結んだ女の子は、１年生の桜坂しずく（おうさかしずく、CVは前田佳織里さんです）です。彼女は演劇部も掛け持ちしていて、女優として活躍する事にも興味があるようです。だとしたら、スクールアイドルは役者としての幅を広げるためだけの一時的な活動？　いえ、そうではないと思いたいですね。彼女にとって、この部活で皆と一緒に様々な出来事を乗り越え、皆で何かを作り出していく事は、かけがえのない経験であり、失いたくない大切な宝物なのでは、と思われます。

　しずくの隣にいて、かわいらしい表情を作り出している(?)のは、中須かすみ（なかすかすみ、CVは相良茉優さんです）です。彼女もスクールアイドルが大好きで、その立場に居続ける事については、人一倍強い思いを持っているみたいです。かわいらしい仕草や言葉遣いをわざと演出するような、あざとさ的なものも持ち合わせているようですが、これは、自分をプロモーションしていくために彼女が編み出した一つのキャラ付けなのかもです。

　一番後の階段の上にいて、元気に手を上げているのは、宮下愛（みやしたあい、CVは村上奈津美さんです）です。彼女は運動神経が良くて部活の助っ人などもこなしているようです。なのでたくさんの人達と知り合いになっているのでしょうし、元からノリが良くて面倒見も良いみたいですから、たぶん多くの人達から慕われ、彼女のためなら一肌脱ごう、という人も多いのではないでしょうか。彼女自身も、周りの皆とは浅いつきあいではなく、１人１人ときちんと向き合えているのでしょう。

　愛の隣にいて彼女に手を添えられているのが天王寺璃奈（てんのうじりな、CVは田中ちえ美さんです）です。彼女はスケッチブックのようなもの（愛と一緒に考えた「りなちゃんボード」というアイテムらしいです）で常に顔を隠しています。感情をうまく表現できず、ついこんな行動に出てしまうらしいですね。でもたとえ不器用でも、彼女は人とつながりを持ちたいと願っているのでしょう。だから同好会の皆と一緒にいるわけですし、ボードにイラストを描いては、それで自分の気持ちを周りに伝えているらしいです。

　さてゲーム版のスクスタでは、９人と「あなた」（侑）のストーリーが既に描かれているわけですけれど、アニメ版ではどういう展開になるのでしょうか。その部分については、公開されたPVで少し描かれています。

　幼なじみ同士の侑と歩夢は、お台場にある虹ヶ咲学園に一緒に通う高校２年生です。ある日偶然、スクールアイドルのステージを見た侑はその魅力に惹かれ、自分達の学校に「スクールアイドル同好会」があるのを知ります。早速部室へ行こうとするのですが、という感じでストーリーが展開していくようです。

　侑の姿や声は（名前さえも）スクスタでは出てきていないので、そこはアニメ版の新しい要素ですよね。公式サイトの「メンバー紹介」のページに描かれている彼女は、力強い視線をまっすぐ前に向け、やる気いっぱいな雰囲気です。右手の指先で指ハートを作っています。彼女って、最初に紹介されたビジュアルでも妙な(?)手つきを見せていますし、手つきで何かを語るタイプ、だったりするのでしょうか？

　声はちょっと低めでパワーがある感じがします。一度決めた事なら皆のためにもあきらめずにやり抜く、そんな力強さを秘めているのかもしれません。

　他のキャラ達は、スクスタとだいたい同じ印象でしょうか。璃奈の顔が見えている(!)というのは珍しいかもですね。彼女も、少なくとも侑達とは壁を作りたくないでしょうし、ボードに描いたイメージではなく、本当の自分を見てほしいとも思っているのではないでしょうか。

　後は、スクスタでは後で新メンバーに加わる三船栞子（みふねしおりこ、CVは小泉萌香さんです）は、アニメ版でも生徒会長として登場するとして、メンバーになるまでが描かれるのかどうかはよくわからないですね。9/12と9/13に行われた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2ndライブでは、萌香さんがステージに登場されてパフォーマンスされたらしいですし、アニメ版でも何か期待できるでしょうか。

　スクスタでは、侑がハートをわしづかみにされちゃうスクールアイドルは、μ'sやAqoursのメンバー達です。それがアニメ版では、せつ菜という事になっているらしいですね。
　自分の世界観を変えてしまうぐらい惹かれた憧れのアイドルが、実は自分と同じ学校に通っている同学年の女の子だった、となってしまうと、ゲーム版とは少し別の流れになってしまいそうな気もします。それが、メインビジュアルでの侑とせつ菜の距離感に表れている？　このビジュアルの構図をそのまま読み取ると、侑と歩夢とせつ菜の三角関係が、なんて事になってしまうでしょうか。まあこのシリーズなら妙な展開にはならないと思いますので、感動的なストーリーを堪能したい所です。

　もう一つ気になっているのは、本作でμ'sやAquoursが登場するかどうか、だったりします。スクスタでは、皆同じ高校生で、知り合ってからは一緒にいろいろな事をしています。アニメ版でもそうなると楽しそうですけれど、PVでは上に書いたようにμ'sとかが出てくるはずの場面とかが描かれていません。その辺りはどうなっていくのでしょうか。
（ちなみに第２シリーズ「～ サンシャイン！！」では、ストーリー中で高３のダイヤが、中学生だった頃に、既にμ'sがトップクラスのスクールアイドルになっていたらしいので、時間軸には少し差があるかもしれません。）

　それから驚きだったのが、放送開始時期、ですね。アニメ化については以前から告知されていましたけれど、時期が発表されたのは今月、ですよね。そして来月１０月からは放送開始というのは、かなりのスピード感かも。ともかく楽しみにしたいです。

　こうなってくると、本編での百合度も知りたい部分ですね。「ラブライブ！」シリーズでは、百合を思わせるふれあいやエピソードがけっこうたくさん盛り込まれていますよね。せりふ付きのキャラがほぼすべて女性で、キャストも全員女性、男性はモブでもあまり描かれないという徹底ぶり(?)ですので、本作でもそういう風になるのを期待したいです。