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2020年9月 8日 (火)

姫神の巫女 コミック版第4話の配信が始まっています

 媛子だけとの思い出だったはずのものが、そうではなかった、、、。そう感じてしまった千華音はすさんだ気持ちになり、いても立ってもいられなくなります。こんな振る舞いをしてしまうのは、彼女自身、媛子との「おつきあい」を大切なものと感じ始めているから、なのではないでしょうか。

 発行KADOKAWA、電撃マオウに連載中の、介錯さん作によるコミック「姫神の巫女」は、ComicWalkerネット配信も行われています。ネット配信では、第4話の第1パートの公開が始まっています。

(というか、、、個人的にこの作品の連載を見逃していました! 個別のサイト「姫神の巫女~千ノ華万華鏡~」上で、ノベル形式で連載されているのは見ていたのですけれど、コミック版が始まっていたとは。大切に見ていきたいものです。)

 ストーリーは、、、日本海に浮かぶ小さな島、杜束島(とつかじま)に伝わる因習で、同じ日の同じ時間に生まれ体に特別なあざを持つ2人の少女は、「御神巫女(みかみこ)」として育てられ、15歳になった日から1年をかけて「御霊鎮めの儀(みたましずめのぎ)」という名の戦いを繰り広げます。そして16歳の誕生日に、どちらかが相手の命を奪う事で儀式は完成するのです。
 御神娘に選ばれた1人、皇月千華音(こうづきちかね)は、儀式を勝ち抜き、一族に繁栄をもたらすために、日夜修行を積んできました。ところが儀式が始まる直前、もう1人の御神娘、日之宮媛子(ひのみやひめこ)が島を抜け出して行方をくらましたというのです。千華音も捜索に加わり、顔も素性も知らない相手を探して数ヶ月、彼女はある街へと足を踏み入れます。果たしてそこで千華音は媛子に会えるのですが、相手は思いも寄らない提案をしてくるのでした。

 「ちかね」、「ひめこ」という名前の2人の女の子、これだけでもう反応してしまいますね。巫女、儀式、16歳の誕生日、命を奪い合う戦い、、、。このモチーフは、「神無月の巫女」の姫宮千歌音(ひめみやちかね)と来栖川姫子(くるすがわひめこ)に通じるものがあります。

 介錯さんの描かれるコミック(や、それをアニメ化した作品)では、千歌音と姫子に似た姿、似た名前の女の子達(アニメの場合は担当声優の方も同じだったり)が登場する事があります。例えば次のような感じでしょうか。

・神無月の巫女
 「姫宮千歌音」と「来栖川姫子」
・京四郎と永遠の空
 「ひみこ」と「かおん」
・絶対少女聖域アムネシアン
 「愛宮千歌音」と「来栖守姫子」
・姫神の巫女~千ノ華万華鏡~
 「皇月千華音」と「日之宮媛子」

(探せば他にもあるかもしれません。)

 「神無月の巫女」では、彼女達のいる世界で闇の力が蓄積していくと、「オロチ」が目覚め世界を滅ぼそうとしてます。それを2人の「剣の巫女」が迎え撃ち、浄化させる事で世界を再生させる、とされています。
 剣の巫女とは姫子と千歌音の事。彼女達は、苦しい戦いとどちらかの命という大きな代償を払って世界をよみがえらせるのですが、それでオロチが消えてなくなるわけではないのですね。オロチは何度でも復活し、そのたびに姫子と千歌音は凄惨な戦いを繰り返さなければなりません。

 その数々の世界での出来事が、上に書いたような作品の中でそれぞれに描かれているのでは、と思えてくるのですよね。作品としては別なのに、大きな世界としてつながっているように感じられるのは感動的な気がします。

 またそこに、2人の女の子の恋模様が秘められているのが素敵ですね。どんな世界でも、何度つらい思いをしても、彼女達は再び巡り会い、苦しみを背負っていこうとします。なぜならそこには愛があるから、、、。今度の作品ではその辺りがどのように描かれていくでしょうか。

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