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2020年8月 3日 (月)

Lapis Re:LiGHTs 第5話

 学院では、協力して勉学に打ち込むために、「班」が作られています。班は人数もばらばらですし、学院側から組み合わせを指定される事もありません(ティアラを除いて、、、)。だから同じ班になるというのは彼女達自身の意志だし、同じ班になった女の子同士はとても仲が良いという意味なのではないでしょうか。

 テレビアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピスリライツ)、第5話「Sunny day」です。

 森の奥へと分け入っていくIV KLORE、この花は乙女、シュガーポケッツのメンバー達。彼女達は学院から、「森で起きている怪奇現象を調査せよ」との指令書を受けてここへやって来ていました。Sadistic☆Candyにも指令書は出ていたはずなのですが、ルキフェルとアンジェリカの姿は見当たりません。2人はミッションをこなすつもりは全くなく、学院の寮でサボっていたのでした。

 魔女達が人々に夢を与えるステージ、「オルケストラ」は、作中で何度か登場しています。第1話ではsupernovaが、第3話ではこの花は乙女が、この第5話ではSadistic☆Candyが披露しています。
 といっても、マームケステルの街の人達が見守る中、大舞台でパフォーマンスしたのはsupernovaだけだったでしょうか。この花は乙女は学院生達の前で新曲のお試しみたいな感じでしたし、Sadistic☆Candyは、ティアラ達だけが相手という限られた環境ですね。
 こういう風に、同じオルケストラでもいろいろな見せ方があるのは面白いかもです。いつも必ず整えられたステージ上で歌うのではなく、場合に合わせて臨機応変に繰り広げられる彼女達のきらきらしたパフォーマンスが見られると良さそうです。

 そういえば、Sadistic☆Candyってなぜ2人だけのユニットなのでしょうね。それなりの人数がいれば、お互いに足りない所を補って、ポイントも稼ぎやすい気もします。でもアンジェリカとルキフェルは、新しい仲間を迎えようとはしていません。

 彼女達は2人とも、魔法についての能力はとても高いらしいです。あれだけサボっていても退学にならないのは、気が向いた時に勉強や実技に参加して簡単に高いポイントをもぎ取っているから、だったりするでしょうか。

 それなら、2人どころか1人ずつでだって十分やっていけそうにも思えます。日頃あれだけ小競り合いをしていて、傍目からも仲が良さそうに見えないほどなら、ユニットをやっていてもつまらないだけなのでは、、、?

 たぶんそういう事ではないのでしょうね。ちょっとした事で口げんかしたり、時にはとっくみあいをしたりする彼女達でも、深い所ではつながりあっているのでしょう。第3話のバンプボール競技の大会でも(途中までは)コンビネーションがばっちりでしたし、この話数で見せたオルケストラも、観客がティアラ達だけだったのがもったいないぐらい輝いていたのではないでしょうか。

 簡単にけんか腰になれるのは、相手がちゃんと自分の気持ちをわかっていてくれると信じられるから、なのかもしれません。彼女達の、他の誰にも見せない親密なふれあいなどがこれから描かれていくと素敵ですね。

 ところで途中の場面、アンジェリカは年齢の事でいじられていました。彼女って実際どれぐらいなんでしょう。ティアラの姉のエリザがいた伝説的なユニット、rayのメンバー、あんじぇと同一人物という事ですけれど、、、。

 だいたい、フローラ女学院には学年みたいなものはないっぽい、のかな? 例えばこの花は乙女の3姉妹は年の差があっても一緒に活動していますし、シャンペやメアリーベリーのような年下っぽい子も、エミリアやあるふぁのような大人っぽい子もいます(エミリアとあるふぁの場合は、人間ではないそうなので、人間的な年齢は当てはまらない?)。

(エミリアはサキュバス(女夢魔)だそうで、触れた人物の生気を吸い取る性質があるのだとか(吸い取られた相手は命を落とすとかそいういう事はなく、極端に元気がなくなるといった症状が出るみたいです)。この話数でも犠牲者(?)が出ていました。
 この性質を、エミリアが制御できているのかどうかが気になります。いつもは抑えているけれど気が動転してしまうと勝手に発動してしまう、みたいなものなのか、それとも常に影響が出ていて、魔女見習いの学院生達でさえうかつに近づけない、みたいな事があったりするでしょうか。
 もしいつも発動し続けているのなら、愛しいと思った相手にも触れられず、エミリアは寂しい思いをしているのでは、という気がします。こういう部分が、次回第6話辺りでクローズアップされるのかも?)

 もしかしたらアンジェリカは、かなり長い間学院に在籍していたりするのでしょうか。それなら、第3話で見せていた「エコーギフト」(精神統一して指笛のようなものを鳴らす仕草)なしの魔法発動なんて簡単にできてしまうぐらい能力が高いのも納得できるのかも。

 魔法の発動で言うと、この話数では、エミリアやラトゥーラがエコーギフトを使っていたのに対して、ツバキは鼓を打つように手を叩く仕草を見せています。前回第4話では、彼女の妹のナデシコとカエデは形代のようなものに口づけて使役していました(口づけで言霊を注入している、とか?)。ヤマトの国の魔女達は、ウェールランドのものとは別の体系の魔法を使っているのでしょうか。この辺りも実は緻密な設定があるのかもしれません。

 そのツバキですけれど、新しい妹の出現に陥落寸前、、、? というか既にもうめろめろっぽいですね。
 ツバキは、妹のナデシコとカエデを溺愛しているわけですけれど、こんな風によろめいている姿を見ると、彼女にとって「妹」とはどういう存在なのか、が気になってきます。

 小さくてかわいらしい女の子だったら誰でもいいのか、それとも真に愛しているのはナデシコとカエデだけなのでしょうか。ここはちょっとはっきりさせてもらいたい所ですね。
 まあこの話数でのエピソードについては、相手の子があまりにも美少女だったのでさすがのツバキも魅了されてしまった、のかもしれません。この後「バレ~部」(正式名称は「キャバレ~部」)に必要以上に入り浸るようになる、なんて事はないと思いたいです。

 それにしても「バレ~部」の部員達ってどういう所を目指しているんでしょうね。シャンペの振る舞いを見ている限りでは、いかがわしい事に巻き込もうとか、うまく出し抜いて牛耳ってやろうとか、そういう狙いは全くなさそうです。

 もう本当に愛しいお姉様達を、小さな胸(失礼)で受け止めていやしてあげたいという思いがあふれているように感じられます。たくさんの愛を、たくさんのお姉様達と分け合いたい、と願っているような。

 これは「博愛」、なのでしょうか。もしそうだとしたら、シャンペが誰か特定の女の子と「恋愛」する事はあるのでしょうか。そういう部分も気になります。

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