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2020年7月20日 (月)

Lapis Re:LiGHTs 第3話

 相手に鋭い指摘をしたり、小競り合いみたいになったりするのは、お互いをとても信頼し合っているから、なのではないでしょうか。彼女達の間にはこれからもいろいろな事が起きるかもしれません。けれど、信じ合う気持ちを抱いている限り、2人はもっと近づいていけるように思います。

 テレビアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピスリライツ)、第3話「Plucky bump」です。

 学院で魔法を使った競技「バンプボール」の試合が行われます。優勝すればかなり高いポイントを手に入れられるとあって、ティアラ達の班は気合いが入ります。他の班のメリッサ、リリ、ココと協力してリーグ戦に臨もうとしますが、ラヴィとアシュレイが珍しく呼吸を合わせられていません。どこか険悪なムードの漂う2人を、周りは心配してしまいます。

 試合が始まる少し前、ラヴィはとてもご機嫌でした。それは、アシュレイが縫い物をしているのを見たかららしいです。なぜそれが嬉しかったのかは、ストーリーの中で描かれていきますね。

 手仕事をしているルームメイトのそばで、穏やかに過ごすひととき。そういうシチュエーション自体も、ラヴィにとっては、くすぐったいような、楽しいものだったのではないでしょうか。

 ところが、、、という事が、その後起きてしまうようです。これはラヴィにとっては、怒る、というよりも悲しい気持ちになる出来事なのかなという気がします。

 それにしても、アシュレイって、自分が騎士団長の娘である事を誇りに思い、自分もそうなりたいと願っているのですよね。それならなおさら、このエピソードにあるような事はしちゃいけないのでは、とも思えます。この出来事はたぶん、ラヴィにとっては、約束を破られるよりももっと傷つくものだったのではないでしょうか。

 もしアシュレイが本当に、騎士のように立派な人間になろうとしているのなら、レディを傷つけてしまった(まあアシュレイ自身もレディですけど)こういう時に、やるべき事は決まっているのでしょう。自分の全身全霊をかけて償いをする、この場面ではそれが彼女に求められている気がします。
 まあラヴィの方も、アシュレイに悪気がなかった事は十分わかっているのでしょう。だからこの場面では、一応筋を通すために約束だけさせて、後はすんなりと引き下がったのかもしれません。

 このフローラ女学院では、女子学生達(年齢は高校生ぐらいでしょうか)が寮で共同生活をしながら魔法の勉強をしています。その暮らしの中では、お互いにぶつかり合ったり仲直りしたりという事もいろいろありそうですね。

 Sadistic☆Candyのアンジェリカとルキフェルとかは、見ればいつもけんかしている感じです。でも、彼女達は2人だけのユニットをずっと続けているし、授業を受ける時もサボる時もいつも一緒です。魔法を使う時のコンビネーションは抜群で、単に1人1人の才能があるから、という事以上に、気持ちを合わせた時に発揮される力は強いようです(つながりの強さという点では、ラヴィとアシュレイも負けてはいませんね)。彼女達2人の関係を掘り下げていくエピソードは、これから描かれていったりするのでしょう。

 他には、シュガーポケッツのラトゥーラ、シャンペ、メアリーベリーも登場しています。彼女達はティアラ達の班と同じで一番低い「ラピス」ランクらしいです。このエピソードでは、彼女達はやや自分達を卑下するような言い方をしている雰囲気もありますけれど、彼女達だって素晴らしい魔女になりたいと思っているはずでしょうから、今のままでいるつもりはないですよね。彼女達が秘められた実力を発揮するエピソードなどはあるでしょうか。

 IV KLOREも登場してきています。ランクが上な事もあってでしょうか、やや上から目線な言い方をする場合もあるようですけれど、エミリアはティアラの腕前を素直に認めているみたいですし、わかり合えない相手ではないのでしょう。
 ところで、IV
KLOREはメンバーが4人なのですが、このエピソードではエミリア、あるふぁ、サルサだけが試合に参加しています。もう1人のメンバー、ガーネットは、番組のオープニング映像でもバックショットしか見えていません。(この、存在感をかき消すような描かれ方は、、、別作品になりますが麻雀部に所属する女子高生が活躍するあの作品あのキャラを思い起こさせるような。)ガーネットはどういう風に皆の前に姿を見せるのでしょうか。

 作品としては、上の3つのユニットの他に、supernova、この花は乙女、そしてティアラ達のLiGHTsがフィーチャーされています。けれど学院には他にもたくさんの生徒達がいます。
 ここでは、メリッサ、リリ、ココの班がティアラ達と協力しています。彼女達も魔女になる勉強をしていますから、やがて(6ユニットとは別の)可憐なオルケストラを見せてくれたりするでしょうか。

 といった感じで、各ユニットのキャラ達もだんだん物語に関わってきて、にぎやかになっている感じです。この花は乙女の3人は、(放送後の次回予告っぽい映像の雰囲気からすると)次回ようやく学院に到着する、のかな?
 ティアラ達の学院生活は、コミカルなエピソードも盛り込まれていますし、ギャグっぽい空気感も面白いですね。リリとココの魔法が使いどころを間違って派手に失敗したりとか、メリッサが何も言わずに横を向くカットがあったりとか、リネットの描いた魔法陣がひっくり返ったりとか、笑える要素がちりばめられています。こういう方向性も開拓していってもらえると良いかもです。

 リネットといえば、試合の合間に2人きりになったラヴィとアシュレイを見て、何か想像している様子、、、。第2話の感じでは、彼女は百合な妄想も得意らしいですから、そのスイッチが働いたのかもしれません。
 ストーリーの描かれ方としては、リネットが期待(?)するほどの出来事はなかったように見えます。けど、それは映像には表れていないだけで、実際には百合な何かがちゃんとあった、とも考えられそう? そういう、女の子同士の愛情がひしひしと伝わってくるエピソードも、是非避ける事なく描いていってもらいたいものです。

 特にこの話数での出来事で言えば、アシュレイがラヴィとの約束をきちんと果たす姿を見てみたい所です。今度こそ、誤る事なく、正面から向き合い、彼女達が愛情を交換し合えるようになる、その場面が描き出されると良いですね。

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