Lapis Re:LiGHTs 第1話
フローラ女学院でティアラが出会うのは、見た目も性格も様々な女の子達。この場所で、彼女は自分の夢を叶える事ができるのでしょうか。それから、百合は、、、ある?
テレビ放送が始まったアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピスリライツ)を見てみました。第1話のサブタイトルは、「Legendary academy」です。
ブリストルからはるばるマームケステルへと旅してきた女の子、ティアラ。彼女は立派な魔女になる事を夢見て、この場所にあるフローラ女学院へ入学しようとしていたのです。どんな厳しい試験が待ち受けているか、と身構えていた彼女でしたが、あっさりと入学を許されてしまいます。おまけに学院の学生になっていた幼なじみのロゼッタともすぐに再会できました。ロゼッタに案内されて学院のあちこちを見て回るティアラは、魔法を勉強できる新しい生活へ期待を膨らませていくのでした。
最初のエピソードという事もあって、学院の雰囲気や、この世界での魔法の成り立ち、魔女と人々との関わりなどが、ストーリーの中で少しずつ描かれていますね。街の人々の雰囲気はどこか穏やかで、いろいろな人がそれぞれ自分らしさを持って生活しているようです。
魔獣が人を襲う事もあるようですが、魔女や傭兵が退治してくれるらしく、そのおかげで人々は安心して暮らせているみたいです。魔獣のおかげで世界が荒廃して、、、といった世界観ではないのですね。
魔法については、不思議なもの、素敵なものとして捉えられている感じです。魔法を使えるのが十代ぐらいの女性に限られるのかどうかはわかりません(学院で授業をしていた先生は、いかにもなとんがり帽子をかぶった、お年を召した女性でしたけど、この人も魔法を使えるのでしょうか)が、少なくとも学院には、フローラと同じぐらいの年頃の女の子だけが通っているっぽいです。
第1話の中では、ティアラが小さな魔法を使ったり、学生達が授業の中で魔法の力を鍛える訓練をしたりしています。一方で、魔獣を退治したりとか、人々に夢を与える「オルケストラ」(アイドルのライブのようなものらしいです)はまだ描かれていません。彼女達魔女見習いが本領を発揮するのはこれから、なのかもです。
ティアラと一緒に学院で学ぶキャラ達、ロゼッタ、リネット、アシュレイ、ラヴィ、それに「supernova」のユエ達、「Sadistic☆Candy」のアンジェリカとルキフェル、「シュガーポケッツ」のメアリーベリー達、「IV KLORE」のエミリア達、「この花は乙女」のナデシコ達は、まだ全員が前面に出てきているわけではありません。何しろ総勢20人ですし、もし彼女達が集結したら、とてもにぎやかになるでしょうね。
ティアラの姉、エリザはなぜ最近妹に厳しく当たるようになったのか、なぜ学院長のクロエはティアラの入学をあっさり許したのか、ユエがティアラを敵視するような態度をとるのはなぜか、など、彼女達の間にはいろいろな関係がありそうです。様々な壁を乗り越えながら、ティアラは彼女達と結びついていく事ができるのでしょうか、という所が、これから描かれていくのかもですね。
では百合は、、、? 第1話の雰囲気からは、あっても良さそうに思いますが、どれぐらい深く描かれるかはまだよくわからない感じです。
(少なくとも、スマートフォン用ゲーム版「ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~」のように、異世界から突然現れた「先生」が、ティアラ達を導いていく、という流れとは別のようです。、、、もしこの「先生」が男性という設定だったりすると百合的にはトーンダウンしてしまいそうですし。テレビCMなどでは、アニメ、コミック、小説、ゲーム、それぞれで世界観が少しずつ別になっている「並行世界(パラレルワールド)」設定らしいので、この中には百合満開な世界もあっても良さそう(できればたくさんあるとなお良いかも)です。)
ロゼッタはどうもティアラに対して友情以上の気持ちを抱いているっぽいですね。ラヴィ達にはすぐに見破られたみたいです。
でも肝心のティアラの方は、全く気づいていない様子。ロゼッタが、2人が離れていた期間を日の単位で憶えている事についても、もしかしたら「とっても計算能力が高い」とか「記憶力がずば抜けて良い」みたいに思っているんじゃないでしょうか。彼女は色恋沙汰には疎い、のかも?
ここから女の子同士の恋愛をティアラに意識させて、ロゼッタが告白、みたいな所まで持って行くのは至難の業のようにも感じられます。ロゼッタは「いい人」、「大事な幼なじみ」から先に進む事はできないのでしょうか。
ラヴィとアシュレイは、体を動かすのが得意らしく、身体能力も近い位置にあるみたいです。いざという時はとても息が合っているのに、ふだん会話する時はお互いの痛い所を指摘し合ってつい言い争いになってしまう、という場合も多いようです。
、、、これは、ケンカップルとしてお互いに無くてはならない相手になっていきそうでしょうか。でもそこから百合なテイストを醸し出して行くには、もう一歩お互いに踏み出し、相手の本心に気づいて自分に素直になり、認め合えるようになる必要がありそうです。他の誰も知らない、2人だけの、親密な瞬間を分け合ってもらいたいですね。
(ちなみに、ラヴィの「お友達」ことウサギのトムとシェリーは、どちらもメスなのだそうです。作中では、えさを分け合ったり相手をなでたり、とても仲良しな様子を見せています。人間の女の子達の方も、もっと仲良くなってもらいたい所です。)
リネットは、本が大好きなようで(今の所?)特定の親しいお相手はいないみたいです。彼女は、本を読むだけではなく、自分でもストーリーを考えている(しかも恋愛方面の)らしいです。そこから百合ストーリーの妄想が現実になって、、、といった展開はあるでしょうか。
他のユニット(作中では「班」と言われています)のメンバーがどうなっているのかは気になります。キャラ紹介の中では、女の子が大好きな女の子もいるみたいですので、そういうエピソードは披露される事もあるのかも。
また、とりたてて「女の子好き」と書いていなくても、誰か特定の親しい相手がいる子もいるでしょう。そういった子達が、フローラ女学院で青春を過ごす中で、女の子同士の関係に目覚めていく展開などもあると素敵かもです。
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