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2020年7月14日 (火)

「繭、纏う」、「夜、灯す」コラボを記念したショートストーリーが公開されています

 コラボではいろいろな企画が考えられているのですね。もしも2つの世界観がつながっていたら、、、というストーリーが描かれていきます。

 制作日本一ソフトウェアによる、PlayStation 4とNintendo Switch用のゲーム、「夜、灯す」(よる、ともす)は、7/30の発売予定となっています。それから、発行KADOKAWA、月刊コミックビームに連載中の、原百合子さん作によるコミック「繭、纏う」(まゆ、まとう)は、6月に第3巻発行されています。
 この2作品は合同キャンペーンなどのコラボをしていて、それを記念した新しい企画が行われています。それは、ショートストーリーの公開です。

 ストーリーは、「夜、灯す」の方のサイトで公開されています。執筆されているのは、「夜、灯す」のシナリオ担当の永田たまさんです。

 タイトルは「制服」です。ここでの主人公は、神楽原女学園の筝曲部(そうきょくぶ)に所属する田鎖麗子(たくさりれいこ)です。(ゲーム本編では十六夜鈴(いざよいすず)が主人公となっています。)

 麗子の祖母は学園の理事長で、今度学園の制服を新しくする事を考えているのだそうです。そこで生徒達にも意見を聞こうと思ったらしく、麗子に資料を渡したのだとか。
 面倒な事に巻き込まれたように感じていた麗子でしたが、鈴達はとても乗り気で、全国の名門校の制服を集めた資料をあれこれと見始めます。その中で、麗子の目にとまる制服がありました。

 冒頭の部分では、「夜、灯す」の登場人物達が所属している筝曲部の様子が描かれています。練習が終わった後だからなのか、それともいつでもこんな具合なのか、穏やかでどこかゆったりとした、和やかムードな部活のようですね。

 その場にいたのは、麗子、鈴、青柳真弥(あおやぎまや)、舞原累(まいはらるい)、でしょうか。部長の武沢麻理乃(たけざわまりの)がいないみたいなのは偶然でしょうか。それと、転校生の皇有華(すめらぎゆうか)もいないですね。という事は、ゲーム本編で奇妙な出来事が起き始める前のエピソード、なのかもです。

 文章は、麗子の一人称で書かれています。なので、彼女が何を考え、周りとどう接しようとしているのかなどがより詳しく見えてくる気がします。ゲーム本編ではたぶんそういう視点とは別の描き方になるでしょうから、こういうストーリーがあると世界観をより深く感じられるかもですね。
(そういえば、ページをスクロールさせていると、文章内で場面が切り替わる辺りで、背景のビジュアルが切り替わるようになっているようです。こういう所も、ゲーム作品っぽさを感じさせます。)

 麗子の話し方については、会話文の最後に「~」が付いていたりして、ゆったりした印象があります。登場人物紹介のページにあるボイスサンプルを聞いてみるとやはりそんな感じがします(なお、麗子の声は大坪由佳さんが担当されています)。その割には、「教職員」とか「方向性」みたいな、割と堅い言葉遣いをしていたりもして、真面目というか知性的な面もあるのかもしれません。

 その彼女が不意に思い出した過去の出来事、、、。そこに、「繭、纏う」の世界観が関係してくるのですね。

 麗子達の通う神楽原女学園も、「繭、纏う」の舞台となっている星宮女学園も、古い歴史を持つ女子校、という共通点があります。昔から存在している学園には、様々ないわくつきの噂があったりするのでしょう。このストーリーではそういった辺りが、2つの作品を結びつけて一体感を生み出している気がします。

 「夜、灯す」のリリースまでは後2週間ほどです。夏向きのミステリアスな雰囲気がありますが、ゲームプレイの感覚はどんななのでしょうか。

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