ゲーム「夜、灯す」 物語や登場人物の情報が更新されています
長い歴史を持つお嬢様学校、立ち入り禁止の旧校舎で起きる事件、夢の中の不思議な出来事と現実の奇妙な符合、、、。ストーリーやモチーフ、キャラのデザインの印象、それにゲームシステムのシンプルさまでもが、かなり雰囲気を醸し出している気がします。
制作日本一ソフトウェアによる、PlayStation 4とNintendo Switch用のゲーム、「夜、灯す」(よる、ともす)は、7/30の発売予定となっています。その公式サイトが更新され、ストーリーや人物紹介などの内容が追加されています。
本作のジャンルは、「ホラーアドベンチャー」とされています。ストーリーは、、、かつてはお嬢様学校だった神楽原女学園に通う十六夜鈴(いざよいすず)は、箏曲部(そうきょくぶ)に所属しています。皆で琴のコンクールに参加するため練習をしていたのですが、ある時から夢を見るようになります。夢の中にはある女の子が出てきて、自分はその人を「お姉さま」と呼んでいました。
ある日、夢の中のお姉様にそっくりな女の子、皇有華(すめらぎゆうか)が学園に転入してきます。彼女は琴の家元の娘だそうで腕前は確かなようですが、箏曲部の部員達とは折り合わず孤立してしまいます。そうしている中で事件が、という流れになるようです。
神楽原女学園が大正時代頃からあったお嬢様学校で、昔は人の出入りが厳しく制限されていたらしいです。閉じ込められるような形で学生生活を送っていた彼女達が、「擬似姉妹」の制度を作り出し、特定の2人の生徒の間で親密な関係になっていた、という物語の背景から、いかにも百合な雰囲気がありますね。
キャラデザのカオミンさんによる絵柄も、しっとりとしていて百合やホラーのイメージを高めている気がします。目の表現も、まなざしは強いもののどこかあらぬ所を見ているような、作品世界の空気感を表している感じもあります。
多くのキャラは、髪が頬にかかるぐらいたっぷりとしていて、切りそろえられた前髪が長く眉を隠すほどになっています。このデザインは、女の子のあどけなさや、主張を押し隠した人形のような印象にもつながりそうな。(といっても、キャラ紹介などを見ると、例えば鈴はあかるい性格だそうです。元お嬢様学校だからといって、今も皆おしとやかというわけではないのですね。)
鈴達生徒は皆制服を着ているビジュアルになっています。半袖で二本の線の入ったシャツに赤い細いリボンを結び、上下一体のジャンパースカートを身につけています。スカートの濃い色のイメージにも筆が入れられていて、深みを出していますね。
でもその模様が何だか別のものを描き出しているようで、ホラー的には意味深だったりするかも? 例えば鈴のスカートの部分には、百合の花が浮かび上がってくるようにも見えるのですが、、、気のせいでしょうか。)
ゲームは、選択肢から行動を選んで進めていくオーソドックスなタイプのテキストアドベンチャーのシステムだそうです。背景が描かれていて、キャラの立ち絵があり、下に書かれた会話などのテキストが更新されていく、という感じですね。シンプルであるからこそ怖さが増してくる、という事も言えるかもしれません。
本作では、これまでにPVが3本公開されています。印象としては、1本目と3本目ではホラーテイストが強調され、2本目では百合テイストが前面に出ている感じです。
百合とホラー、どちらがメインになるのかは気になる所ですね。ジャンルでは「ホラー」だけが取り上げられていますので、やはりそちらが主体なのでしょうか。でも百合方面もたっぷり描かれると良いかもです。
(ちなみに本作のプロデューサーの方は、以前、「じんるいのみなさまへ」を手がけられています。あちらは百合ゲーム作品ですし、今度のもちょっと期待できる?
後は、日本一ソフトウェアというと展開が怪しい方向に行く作品もあるらしいです。「じんるいの~」にはその方向性は全くないとされていましたけれど、今度の作品はどうなるでしょうね。)
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