マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第4話
今はそばにいない人を取り戻す。いろはの中ではその思いがとても強いようです。彼女はその願いを実現する事ができるのでしょうか。
テレビアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」、第4話「過去じゃないです」です。
「鎖のバケモノ」を倒し、かえでを救い出したいろは達。戦った相手は魔女のようでもあるのに、グリーフシードを落としていきません。不可解な現象ではありますが、人々の間で広まっている「噂」で行方不明者が出ている事を考えると、いろはの妹、ういもこの現象に巻き込まれている可能性が考えられます。調整屋のみたまはいろはに、同じ魔法少女の由比鶴乃(ゆいつるの)の所へ行ってみるように勧めます。
いろはが今いる神浜市には、水名区という場所があって、そこで「口寄せ神社」という「噂」が広まっているようです。第2話から第3話に描かれていた「絶好階段」も同じような噂(都市伝説のようなものでしょうか)でした。個人的にゲーム版はプレイした事がないのですけれどこういう風に噂を追っていって事件を解決したり魔女と戦ったりするのがゲーム版の流れの一つ、なのでしょうか。
そういえば、鶴乃はアニメ版のキャラ紹介のページには載っていなくて、ゲーム版のキャラ紹介のページにはいますね。アニメ版ではゲストキャラ的な位置づけなのかも? そう考えるとアニメ版ではキャラ紹介されているももこ、かえで、レナは、これからも物語に深く関わってくるのかもしれません。
鶴乃はやちよと知り合いみたいです。年上のやちよの事を、鶴乃は「師匠」と呼んだり、「やちよ」と呼び捨てにしたりしていますね。2人の間には何か昔からの関係がありそうです。この話数の最後の方でもその一部が見えてきていますし、次の第5話ではそこがメインになってくるような感じです。
ところで、やちよも魔法少女として活動しながら「噂」の謎を調べているらしいです。そうする理由はだんだんわかってくるっぽいですが、その噂の調べ方がちょっとかわいらしいというか、面白い気がします。
「絶好階段」の噂の時は、自分の名前と絶交したい相手の名前を特定の階段に書いてから仲直りしようとすると、連れ去られて行方不明になると言われていました。やちよはそれを確かめるために、自分が実験台になって、階段に名前を書き、その上で相手に謝って仲直りする、という段取りを踏もうとします。その謝り方が何というかぶっきらぼうな感じで、結局うまくいっていません(「鎖のバケモノ」が相手の心情まで読み取れてしまうぐらい優秀っぽいというのもちょっと妙な感じですけれど)。
今度の「口寄せ神社」の噂でも、絵馬を書く以外の条件があるのでは、と突き止める所まではなかなか鋭いですが、その条件を見つけ出すきっかけというのが、テレビの2時間もののミステリードラマで主人公の刑事や探偵みたいな人が普段の生活のちょっとした事からヒントをつかむみたいな流れに似ているような。これはそういうドラマとかへのオマージュ、だったりする?
いろはの方は、妹のういを見つけ出す事が頭の中の大部分になってしまっているようです。「口寄せ神社」の言い伝えを聞いた時の彼女の反応も、それを物語っている気がします。
何が起きてどんな結果になったとしても、自分の求めている相手が戻ってきさえすればそれで良い。いろはは、そう確信しているみたいです。その彼女には、どんな結果が待ち受けているでしょうか。
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