とある科学の超電磁砲T 第3話
テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)T」、第3話「バルーンハンター」です。
美琴に見間違われた美琴のクローン、ミサカは、絹保の体操服を着せられ、次の競技、「バルーンハンター」に出場する事になってしまいました。この競技では、頭の上に紙風船を載せ、弾を使って相手校の選手の紙風船を多く割った方が勝ちとなります。生徒全員がレベル3以上の能力者である常盤台の生徒達は、格下の相手校を前に余裕を見せています。が、試合が始まったとたん、相手校の選手達は背中を見せて一目散に逃げ出しました。光子達はあわてて後を追いかけます。
美琴が、前の競技で汚れてしまった体操服を取り替えに行っている間に、ミサカが美琴として担ぎ出されてしまったわけですが、美琴はそれを無理に止めようとはしませんでした。すり替わって元に戻るチャンスがなかった、というよりは、せっかくだからミサカに大覇星祭を少しでも楽しんでもらおうと考えての行動だったみたいです。
幼い頃、自分があまり深く考えずにした約束が元になり、消されるためだけに1万回も作り出され続け、人としての扱いを受けてこなかった「妹達(シスターズ)」のミサカ達と一緒に、生きていく意味を見つけ出す事が、今の美琴の使命の一つになっているようです。この関係は、今まであまり他人と関わってこなかった彼女にとって、(相手は自分のクローンではありますが)誰かのために手を貸す事の大切さや素晴らしさを、改めて感じる機会になるのかもです。
ところで、常盤台の他の生徒達は、ミサカが美琴ではないという事に全く気づいていないっぽいですね。超能力を学んでいる生徒達であってもさすがに、オリジナルである美琴と同じ年格好にまで育ったクローンが実在するとは考えもしないのでしょう。
一方で、ミサカが自分とは別人だと気づいてもらえなかった美琴は、ちょっと寂しい気持ちになっています。でもたぶんそれは、これまで他の生徒達と触れあうチャンスが少なかったからなのではという気もします。
美琴は、この4月から黒子とルームメイトになり、さらに黒子の風紀委員仲間の飾利やその友達の涙子と出会って仲良くなり、友達って素敵だと感じる事が多くなってきているのかなと思えます。光子とも良い関係を築けているようですし、同じく絹保や万彬とも親しくなってきています。
でも、もっとたくさんの女の子達と仲良くなっていっても良いですよね。美琴は「注目の的」ですから常盤台の女の子達は皆彼女と知り合いになりたいと思っているでしょうし、器の大きい彼女達なら、人付き合いに慣れていない彼女の事もばっちり受け止めてくれる事でしょう。
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