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2020年1月18日 (土)

アニメ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」 第1話

 テレビ放送が始まったアニメ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」を見てみました。第1話のサブタイトルは、「さよなら、私のささやかな世界」です。

 人と話すのが苦手で、バイト先のコンビニでの接客もうまくできない女の子、滝川みう。病気がちな母親と幼い妹とともにひっそりと生活している彼女の元に、G.I.プロダクションという芸能事務所からの手紙が届きます。うさんくさいとは思いながら待ち合わせの場所へ行くと、他にも同じように手紙を受け取った女の子達が集まってきていました。

 「22/7」とは実在するデジタル声優アイドルプロジェクトだそうです。このグループに属している方達が、本作でのキャストもつとめていらっしゃるようです。

 作品的に、みう達アイドル候補の女の子達の話し方には、声優というよりはアイドルの方が声を当てている感じがありそうです。22/7的には「声優」よりも「アイドル」の方に重点を置いて活動している、という事なのでしょうか。もしかしたらその辺りに、本作の方向性みたいなものがあったりするのかもしれません。
(この印象は、アニメ「AKB0048」に似ているようにも感じられます。ちなみにこれら2つの作品のプロデューサーは同じ人らしいです。)

 ストーリーとしては、みう達がアイドルとしての活動を始め、その中で、自分の考え方と、世界の中での自分の位置づけみたいなものを意識しながら、自分が本当にやりたい事を見つけていく、みたいな流れなどもあるでしょうか。様々な状況によって押さえつけられてる自分を、どうやって解放し、どこまで輝けるのか、というのが、彼女達1人1人に課せられた命題なのかもという気がします。

 前へ進もうとする彼女達の壁となるのが、正に作中に「壁」の形で描かれているものなのでしょう。「壁」はみう達に時折指令を出すみたいですけれど、いつ、どういう形で出されるのかはわからず、その割に指令には絶対従わなければならないという、やや不条理な雰囲気のある設定になっています。これは、もしかしたら作り手側の好みのタイミングでどのようにもストーリーを変えていけるという事にもつながりそうです。演出する側にとっては楽な方法とも考えられそうですが、あまりにも無茶な指令ばかりだと見ている側としてはついて行くのが難しくなりそうな気もしたり、、、。実際はどうなのでしょうね。

 周りから様々なプレッシャーをかけ続けられてきたみうは、そこで自分がうまく振る舞えていない事には気づいているのでしょう。そういう自分が嫌いで、一刻も早く何とかしたくて、彼女は決断したのかもしれません。(そこに至るまでの気持ちの変化の中に、彼女が言っている「嘘」が関係しているのかもとも思えます。が、今の所はまだ、この「嘘」がどういうものなのかは語られていません。)

 そんなわけでみうには、周りを見回したり自分や他の女の子達の関係について深く考えている暇はないように(少なくともこの第1話は)見えます。こういうシチュエーションだと、落ち着いて他の女の子達とお話ししたりふれあったり、仲良くなっていくのはすぐには難しいような。

 そうなると百合的にはあまり期待できない、という事にもなりそう、、、? その部分はどうなるのでしょうか。今の公式サイトトップのビジュアルでは、みうとニコル、あかねと都というように8人がちょうど2人ずつになって手をつないだり、つなごうとしていたりします。それぞれの間で、女の子同士の恋愛感情が燃え上がっていく事になる、のでしょうか。

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