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2020年1月 8日 (水)

GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2 第4話

 ヴィーラとカタリナは、アルビオンで親密な日々を過ごしていたようですね。その間にヴィーラの中ではいろいろな気持ちが生まれてきたのではないかと思います。(その辺りをあれこれ書いていたら記事が長くなってしまいました、、、。)

 テレビアニメ「GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2」、第4話「届かぬ想い」です。

 幼い頃のヴィーラは、自分の兄達よりもはるかに優秀で、何をしても彼女に勝てる者はいませんでした。それは士官学校に入っても変わる事がなく、誰も、彼女を打ち負かすどころか追いつく事すらできません。常にトップであり続ける彼女は、どこにいても居場所を感じられず、退屈するばかりでした。ところがその生活が一変します。彼女の前に現れたカタリナは、剣の腕が立ち、品行方正で、人当たりも良く、ヴィーラは一瞬にして相手に惹かれてしまうのでした。

 前半は、ヴィーラとカタリナの過去のエピソードとなっています。何でもそつなくこなせたヴィーラの上を行くような人間は全く存在せず、彼女は、周りのレベルの低さに絶望さえ感じるほどだったようです。
 といっても彼女は、周りを見下したり、圧力を加えて支配しようとしたりするわけではなく、単に誰にも期待できなかった、という事みたいです。彼女にとって世界はわかりきったものばかりで、新しい発見をしたり、そのおかげで胸が高鳴ったりする事は、この先もずっとあり得ない、と考えていたのではないでしょうか。

 そうして士官学校で生活している時に、彼女はカタリナに出会うのですね。今まで会ったどんな人とも違うカタリナに、ヴィーラはのめり込んでいきます。
 ヴィーラがそんな風になったのは、相手が尊敬に値する素晴らしい人物だったから、というのもあるのでしょう。けれど、たとえ能力が自分より上であっても下であっても、彼女の気持ちは変わらなかったのかも、とも思えます。単純に言うと、「惚れた」のではないかと。

 そこからのヴィーラの振る舞いは、もうとてもいじらしいものだったようですね。カタリナがちゃんとした食事をとれていないとわかれば、腕を振るっておいしいサンドイッチを作ってあげています。
 カタリナの部屋が汚くても、かわいらしいものが大好きだと知っても、ヴィーラは全く幻滅などしませんでした。部屋が汚れているなら片付けて差し上げる、かわいらしいぬいぐるみを自分も一緒になって愛でる。カタリナのために働き、カタリナと同じ感動を共有する、その事が、ヴィーラにとってはこの上ない喜びだったのでしょう。

(カタリナの方も、ヴィーラに対しては、他の人とは違う特別な気持ちを抱いていたのではという気がします。おいしい料理を作ってくれる、自分の趣味を笑ったりしない、そういう所だけでなく、話していて純粋に楽しい、頼られもするけれど頼りにもなる、みたいな部分に、少なくない魅力を感じていたのかなと思えます。できればずっと一緒にいたい、と、カタリナの方も思っていたのではないでしょうか。)

 ヴィーラは、カタリナから料理の腕前をほめられると真っ赤になって照れています。カタリナを見るとついときめいてしまっています。

 、、、こんな気持ちが、自分にもあったなんて。あんなに世の中の人々を見放していた自分が、こんな風になってしまうなんて。と、ヴィーラ自身驚いていたのではないでしょうか。この変わりようは、少し前の自分からは考えもつかなかったかもしれません。

 でもそれでも、相手のそばにいて、微笑む横顔を見守っていられるのがとても心地よく、自分に対する世間の評価などどうでもよくなっていたのでしょう。この人のためならどんな事でもできる、自分の身を犠牲にしても全然かまわない、そう考えていたのでは。

 次の領主を決める試合の時、ヴィーラは全力で、いえ、それ以上の力で、カタリナと戦いました。その試合を見た人達から後輩達に語り継がれるぐらい、激しい打ち合いだったようです。

 ヴィーラは、この試合が行われる前、カタリナに何か特別な提案をしたわけではありません。例えば、自分が勝って領主になるから、お姉様は手を抜いて試合をしてください、などとは決して言わなかったでしょう。
 それは、カタリナの誇りを傷つけないためです。カタリナが悔いを残す事なく、胸を張って島を出て行けるようにするには、ヴィーラは何としてでも、実力で、相手をねじ伏せなければならなかったのです。

 自分が犠牲になるからお姉様はどうぞ自由になってください、と、恩着せがましい事もヴィーラは言いません(試合の後、ヴィーラが聖晶獣シュヴァリエを受け入れる直前に言った言葉は、彼女のなけなしの自己主張だったのかもしれません)。カタリナの仕官への道を絶たせないために自分が代わりに領主になる、という計画は、自分の勝手でした事。お姉様が広い世界に出てもっと輝けるようになれるなら自分はどうなってもいい、と彼女は考えていたように感じられます。

(領主がどうとかは別として、ヴィーラは、本当はどうなりたかったのでしょうか。カタリナと一緒に騎士となって、背中を預け合って戦う存在になりたかったのでしょうか、それとも、カタリナがもっと高みへ上れるように、ずっと寄り添い支えたかったのでしょうか。もし2人がアルビオンの決まり事に縛られず自由でいられたなら、どんな未来をたどっていたでしょうね。)

 アルビオンからカタリナが去った後のヴィーラはどうしていたのでしょう。第2話の祝賀会の雰囲気や学生達の反応からすると、周りからも慕われる名君として島を治めていたのかもです。
 彼女はその生活の中で、何を考えていたのでしょうか。自分は一生島を出る事ができない。でもお姉様が、立派な騎士になられて、カタリナアの名がルビオンまでとどろくようになったら、こんなに素敵な事はない。たとえそうでなくても、お姉様がご自分の望む道をたゆみなく進まれているのならそれでいい、そんな思いを抱いていたりしたでしょうか。

 そこでヴィーラは気づくのかもしれません。これが、自分の人生だったんだ、と。
 周りの人々より飛び抜けて才能があったのも、他の誰にも期待を抱けず灰色の日々を送っていたのも、すべてはこのため。お姉様と出会い、お姉様にすべてを捧げるために自分は生まれたんだ、と。
 その役割を果たした今は、せめてお姉様との思い出が宿るこの島を守護し、お姉様の名声を長く伝えていくぐらいが自分の役割。彼女はそんな風に考えながら、領主のつとめを淡々とこなしていたのかも、という気がします。

 ところが、ヴィーラも予測できなかった事態が起きてしまうのですね。この世界では情報網はあまり発達していないみたいですから、彼女の所にはたぶんこんな知らせが入ったのではないでしょうか。、、、「帝国軍中尉のカタリナが、国の秘密兵器を強奪して逃走した」と。

 ヴィーラは自分の耳を疑った事でしょう。あのお姉様が、そんな人の道にもとるような事をするはずがない、、、。
 でも、いくら事実関係を調べようとしても、帝国領でもないアルビオンから出られない彼女には、はっきりした事はわかりません(もっとも、帝国の住民でさえ詳しい事は知らされていなかったのではと思われます)。カタリナがルリアを救おうとした、という真実にまではとうていたどり着けなかったのでは。

 そうしている間にも、聞こえてくるのは、信じたくない噂の数々。カタリナが犯罪者として指名手配され、ポンメルンやフュリアスなど帝国軍の将校達が続々と隊を仕立てて彼女を追っている事。カタリナが名もない騎空団と合流し、各地で星晶獣を暴れさせて帝国軍と交戦しているらしい事。もしこんな知らせばかり受けていたら、ヴィーラは気が気ではなくなってしまうように思えます。

 お姉様は悪人なんかじゃない、ヴィーラはそう訴えかけたい気持ちだったのでは。でもそうした所でどうにもならない事は彼女もわかっています。
 お姉様の汚名をそそぎ、帝国に戻るとまでは言わないものの正しい道を歩んでいけるようにするにはどうすれば良いか。彼女は自分の使える力を最大限注ぎ込んで策を考えたのではないかと思います。

 それだけではありません。お姉様をたぶらかす輩どもを遠ざけ、これからの生活を安らかにお過ごしいただくにはどうするのが一番なのか、、、。そう考えた結果が、今度の出来事につながったのかもしれません。

 ヴィーラが帝国に掛け合った結果でしょうか、和議のため、カタリナの乗るグランサイファーがアルビオンに寄港します。そこでヴィーラには、少し驚く瞬間があったのではないかなという気がします。それは、カタリナの他、グランやイオ達と一緒に船を下りてきたルリアの姿を見た時です。

 彼女のたたずまいはまるで、カタリナが昔よく語っていた「護るべきか弱き者」そのもの。何ならカタリナの言っていたイメージが服を着て歩いてると言えるほどの雰囲気です。
 この時点ではヴィーラはまだ、ルリアこそが「奪われた秘密兵器」だとは知らないかもしれません。でも、カタリナと同じ船に彼女が乗っていたのには何か不思議な巡り合わせがあるのでは、と思った可能性はありそうですね。

 といってもその事はそれだけであり、ヴィーラはとにかく、カタリナお姉様を救うための計画を指導するのですね。その結果が、この話数のような展開につながったのかなと思います。

 といった感じでかなり長く書いてしまいました。この第4話を見たらいろいろと想像が広がったもので、、、。でも実際にヴィーラがどんな風に考えて何をしようとしているのかは、次の第5話以降で明らかになっていくのでしょう。

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