恋する小惑星 第2話
天文部と地質研究会が合併してできた新生地学部は、新入生の歓迎もかねて河原でバーベキューをする事に。でもそれだけではありません。河原の石を地質的に調べたり、夜には星空を観察したり、部活としても充実しています。
前回第1話で、みら達が地学部の部室へ行った時、元天文部の真理と新入生のあお、元地質研の美景と舞は、それぞれ「天」、「地」なんて書かれた紙を前に、何か対立しているような雰囲気を見せていました。けれど実際は、別に険悪な仲というわけではなく、この話数でも仲良くふれあっていますね。
「部長」、「副部長」とやや堅い感じで呼ばれていた真理と美景も、あだ名をつけるのが得意らしいみらのおかげで、お互いなじみやすくなったのでは。みらの明るさや人なつこさ、ツッコみやすい振る舞い(!)などが、周りをなごませ結びつけていくのかもです。
(それにしても、バーベキューで懇親を深めた上に、彼女達は裸のつきあい(?)もしてますね。第2話で早速お風呂回(温泉回)になっています。)
そういうみらの素晴らしさを一番に感じているのは、やはりあおなのでしょう。彼女達が最初に出会ったのは幼い頃、しかも一度だけでしたが、あおにとってはそれが忘れられないほど嬉しくて、胸が温かくなる経験だったみたいです。みらにまた会いたい、と思う気持ちは、その時から今になるまでずっと、あおの中で育てられてきたようです。
みらの方も、部の皆と仲良くなりたい気持ちは間違いなくあるとして、あおとの関係はもっと近く、もっと強いものにしたいと考えているのではないでしょうか。地学部の中で1年生は彼女達2人だけだから自然に一緒にいる事になる、だけでなく、何でも2人でやりたい、すぐそばであおの事を見ていたい、と思っているのかもです。
みらとあおはこれからも、部活やそれ以外で様々なふれあいをしていくのでしょう。その一つ一つが、会えなかった日々を超えて彼女達をさらに深く結びつけていくのではと思えます。その先にあるのは、、、百合な恋であってもらいたいですね。
ところで、地学部員ではない萌は、自分の家で売っているパンを持ってきただけのつもりでしたけれど、結局夜まで地学部の皆と一緒にいたみたいです。なぜかというと、、、舞がかわいらしかったから?
萌が女の子に対してどういう感情を抱く人なのかという所はちょっと気になります。第1話の感じでは、みらが男にたぶらかされないように見張っていたり、みらの「憧れの君」のあおが女の子(しかも美少女)だと知って喜んだりしています。この第2話では、1学年先輩のはずの舞のかわいらしい様子に目を奪われたり、みらとあおの2人きりのやりとりを生暖かく見守ったりしていますね。
彼女は、かわいらしい女の子を眺めて愛でたり、女の子同士のいちゃつきを促進させるのが趣味、という事なのでしょうか? 彼女自身が女の子と恋仲になりたいと願っているわけではないようにも見えます、、、。でもせっかく(?)ですし、彼女も女の子同士の恋愛をしてみるというのも素敵かもしれません。
それから、みらの姉で生徒会長のみさもここで登場しています。彼女は妹大好きな女の子らしいです。みさとみら姉妹のエピソードも百合テイストを高めていってくれるでしょうか。
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