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2020年1月21日 (火)

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第2話

 いろはは、チームで戦っている魔法少女達に出会います。一緒に活動する事で、より近い存在になったり、不用意に近づきすぎてぶつかり合ったりもするでしょう。そういう姿は、魔法少女であっても普通の女の子であっても変わりはないのかもです。

 テレビアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」、第2話「それが絶交証明書」です。

 いろはは眠っている間に、過去の出来事を思い出します。自分には「うい」という妹がいた事、彼女を元気にするために自分が魔法少女になる契約を結んだ事を。記憶の中の景色から、ういがいた病院を突き止めたいろはは、病院がある神浜市に向かいます。

 前回第1話と同じように、いろはの夢の中のイメージがエピソードの起点になっていますね。前シリーズ「魔法少女まどか☆マギカ」でも、第1話の冒頭ではまどかが夢を見ていました。
 まどかの時は、目が覚めた時に「夢オチ?」と言っていましたけれど、いろはは第1話で「夢?」と言っています。この辺りの言葉の選び方の差が前シリーズとの違いを示していたりするでしょうか。

(それから、写真のモチーフは、今度のシリーズで強調されている感じがあります。2人並んで撮影しているポートレイトのようなのに、いろはの隣には誰も写っていない、という構図は、いろはの胸の中で失われている何かを暗示しているのかもです。(主人公が写っている写真で隣に誰も見えない構図は、別のアニメ作品でも効果的に使われていますね。))

 ういを見つけ出そうと行動するいろはですが、ういの存在自体が事実ではない可能性もあると、キュウべぇは指摘しています。魔法少女になる時にどんな事でも願える限り、何が起きてもおかしくはないのでしょう。(このような世界観については割と他のアニメ作品などでも描かれたりしているでしょうか。)
 なぜ今になってういの事を思い出したのか、という点も何か関係しているでしょうか。「神浜市」というものが、いろはの記憶と何かつながりがあるのかもしれません。

(いろはは、神浜市の近くにある宝崎という場所に住んでいるみたいです。学校へ登校するための最寄り駅は「宝崎第3次」という名前らしいですが、「第3次」って、「大惨事」とかけたったりする?
 それと、エンディング映像では実写風の映像で町並みが描かれていますが、これって横浜市のあの辺りのような雰囲気ですね。神浜市のモデルはその地区周辺だったりするのでしょうか。)

 後は、百合、ですね、、、。この話数でいろはが出会う3人の魔法少女、十咎ももこ(とがめももこ)、秋野かえで(あきのかえで)、水波レナ(みなみれな)はチームで活動していますが、見た感じは普通の友達ぐらいの仲に思えます。この後百合な方向に大きく傾いていく、みたいな事はなさそうでしょうか。
(ちなみに3人といろはが行っていたファストフードショップの名前は「GAUCHE BURGER」だそうで、「GAUCHE」とはフランス語で「ねじれた」とか、「不器用な」、また「左」という意味があるみたいです。この言葉がももこ達3人の関係(不器用な女の子達のねじれた左寄りの関係?)を象徴している、とか。)

 最初の場面に描かれている、いろはが見たういとの思い出らしい映像の中では、いろはとういが抱きしめ合うような姿も見られます。彼女達が、姉妹として以上の(本当に姉妹かどうかはわかりません)恋愛感情を抱いている、といった流れもあるのかな?

(ところで、「いろは」、「うい」と聞くと、いろは歌が連想されそうです。いろは歌の中での「うい」は「有為」、仏教用語で、常に生まれたり消えたりする、因縁が巻き起こす現象、といった意味があるようです。本作の中のういは、どのような位置づけになるのでしょうか。)

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