恋する小惑星 第１話

　テレビ放送の始まったアニメ「恋する小惑星（アステロイド）」を見てみました。第１話のサブタイトルは、「二人の約束」です。

　この春高校生になった女の子、木ノ幡みら（このはたみら）には、入学したらすぐにやりたい事がありました。それは、「天文部」への入部。小さい頃に出会った「あお」という子との約束、「小惑星を見つけて『あお』と名付ける」事を実現するためです。ところが、去年はあったはずのその部活は今年のパンフレットには載っていません。担任の遠藤幸先生によると、事情があって今年から地質研究会と合併し、「地学部」になったのだとか。みらは、同じクラスになった幼なじみの鈴矢萌と一緒に、地学部へ行ってみる事にします。

　みらは、「あお」（フルネームは真中あお（まなかあお）です）を男の子だと思っていたみたいです。では彼女が相手に対して抱いていた気持ちは恋心的なものだったのかというと、はっきりとは語られていない感じです。
　その点についてみら本人は否定していますけれど、萌の言葉によれば、あおはみらにとって「憧れの君」らしいです。本人は普通に話しているつもりでも、萌のような周りにいる人間が聞くと、愛情があふれているのが丸わかりなのでしょう。

　実際にはあおは女の子だったわけですが、それでみらの態度が変わったりはしていませんね。それどころか、会えなかった日々を埋め合わせるように親しく接しようとしています。
　これは、ずっと会いたいと思っていた人に会えたからとても嬉しかった、というのが大きいように思われます。けれど、あおが女の子だったとわかった事は、こんなにも彼女の気持ちをうきうきさせてしまうようです。

　ではあおの方は、、、彼女は出会いの時から、みらが女の子だとわかっていたのですよね。その上で、みらと同じように相手の事を思い、いつでもそばにいる気持ちになれるようにくじらのマスコット（「ミラ」という名前の星は「くじら座」という星座の中にあります）をかばんに付けています。彼女の方が、百合な気持ちは強いかも。