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2019年11月 2日 (土)

スター☆トゥインクルプリキュア 第37話

 テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第37話「UMAで優勝! ハロウィン仮装コンテスト☆」です。

 ララは教室でチラシを見ていました。そこには、観星町のハロウィンの仮装コンテストの開催について書かれていました。ひかるとハロウィンについて話し合っていると、それを聞きつけたクラスメイト達がどんどん集まってきます。せっかくだからクラスでチームを作ってコンテストに参加しようという事になり、皆の意気は上がります。

 ひかるとララがクラスでチームを作ると聞いて、まどか、えれな、ユニもチームを組んでいます。ユニが元のレインボー星人の姿でいられるように仮装のデザインを考えたようですね。
 いつもは変身能力を使って地球人の姿に化けているユニも、ここでは元の姿で堂々と街を歩いています。普段は何も言いませんけれど、彼女はやっぱり元の姿でいる方が楽みたいです。
 さらにえれなは、家族でも参加しています。陽気な家族の仮装はかなり華やかで目立っています。

 そこへ現れたのは、カッパードとノットレイダーの一味。この世をゆがんだイマジネーションで塗りつぶそうとする闇の勢力、、、なのですが、仮装イベントにかなりなじんでしまっていますね。しかも他の参加者が色めき立つぐらいの完成度を持つ仮装、だと思われてしまったようで。

 地球人達の反応にちょっと調子を崩していたカッパードでしたが、イベント会場の片隅で起きていた出来事が、ふと目にとまりました。それは、参加している2組の家族が言い争いをしている場面です。その様子が、カッパード脳裏に、過去の思い出をよぎらせています。

 星が違えば考え方も違う。他の星の宇宙人同士がわかり合うなんてあり得ない。カッパードがそう考えるのは、何もダークネストに操られているからとかではなく、過去にそういう場面に出くわし、自分自身も大変な被害を受けたから、らしいです。この人が闇の勢力に手を貸すようになったきっかけの一つは、そこにあるようです。

 でもここで、ちょっと考える必要がありそうです。カッパードが経験したのは、いろいろな星の宇宙人達が言い争いをして、自分の星の自然を台無しにしていった、という事でした。
 ところが今観星町で起きているのは、同じ地球人同士の言い争いです。しかも同じ町内に住んでいるご近所同士が敵意をむき出しにしているのです。

 これだと、カッパードの星より地球の方がよっぽど悪意に満ちているように見えてしまいます。同じ星の人達ですら仲良くできないなんて、こんな状態で他の星の宇宙人達を受け入れるなどとても無理でしょう。

 スタープリンセスと星空界を救う伝説の戦士プリキュアを3人も生み出した地球という星は、そんなにひどい場所だったのでしょうか。そうは思いたくありませんけれど、他の人々を認めないような振る舞いばかり続けていると、宇宙人達からも見放され、暗い世界へと変わり果ててしまうかもしれません。

 もしそうなったら、ひかる、まどか、えれなは、自分達が生まれた星だから、どうにかして救おうとする事でしょう。ではララとユニは? サマーン星人とレインボー星人である彼女達は、元々地球という辺境の星とは何の関わりもありません。この星がどうなったところで、自分達の星には何の影響もないと思われます。

 それでも、ララとユニは、地球のために自分達の力を尽くすのでしょうね。人々が悩み苦しむ姿を見るのは、たとえ他の星の人間であっても見捨てておけない。それに何より、大好きなひかる達が生まれた星を、今まで皆で楽しく暮らしてきた地球を、闇に染めさせたくないと思うのでは、という気がします。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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