キラッとプリ☆チャン 第８０話

　テレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」、第８０話「わくわく！ アンジュさんの仮面舞踏会だもん！」です。

　キラ宿町に突如現れて街中をフェニックスデザインにコーディネートしてしまった「フェニックス仮面」の正体は、白鳥アンジュでした。彼女は、フェニックス杯を開催するなどいろいろなイベントで街をにぎやかにしています。彼女が今度提案したのは、キラ宿タワーでの「仮面舞踏会」の開催でした。

　アンジュは、仮面舞踏会の会場作りのお手伝いを、みらい達にお願いしています。最初はミラクル☆キラッツの３人に声をかけていましたが、さらにメルティックスター、リングマリーもお手伝いに参加します。みらい達８人は、お客さん達をおもてなしするための準備を楽しみながら行っていますね。アンジュも、これまでお世話になった街の人達に喜んでもらいたい、と、作業に熱がこもっています。

　アンジュとみらい達は次々にアイディアを出し合い、それを実現させていきます。特にアンジュはテンションが高くなっていて、みらいのお店でケーキ作りをしたり、そのままみらいの家へお泊まりしたりしています。

　夢のような時間を過ごし、みらいや妹のひかりと夜を迎えるアンジュ。彼女は本当に楽しそうで、こんなに明るい笑顔をたくさん見せた事はこれまでになかったのではと思われます。

　、、、それだけに、これって「フラグ」なのでは？　なんて考えもよぎったりします。このパーティを区切りに、今度こそプリ☆チャンアイドルをやめてしまうのでは、、、と不安になってしまいました。

（ちなみに、「白鳥の歌」という言葉があるそうで、それは、白鳥が命を落とす直前に歌を歌うという伝説からきているらしいです。アンジュの名字の「白鳥（しらとり）」は、「はくちょう」とも読めます。また、彼女のステージパフォーマンスでは、白鳥のような翼をまとって飛んでいく姿も描かれています。そういう所からも、彼女の存在のはかなさがつい感じられたりしてしまいます。）

　が、そういうわけではないようですね。彼女も以前は引退宣言などしていましたが、みらい達とふれあい、素敵なステージの数々を見ている間に、自分もステージを続けたい、プリ☆チャンアイドルをやめたくないと考えるようになりました。その気持ちは今もちゃんと持ち続けているみたいです。

　みらい達の方も、アンジュと一緒にプリ☆チャンできるのがとても嬉しいのでしょう。自分達よりは年上だけれど、プリ☆チャンが大好きなお姉さん。いつもにこにこしていて、どんな時も優しく包み込んでくれて、絶対怒ったりしない、ほんわかとした女の人。そういうアンジュが、みらい達は大好きなのではないでしょうか。
（たぶん話していても、プリ☆チャンやコーデの事などで話題が合うでしょうし、他のアイドル達とも仲良くなれるのではと思われます。そういう所から、年の差百合な展開も考えられそう？）

　それと、みらいやだいあとは、デザインパレットを持っているという共通点がありますね。世界中探してもほとんどないレアアイテムのデザインパレットを持つ人が、キラ宿町に３人もいるなんてなかなかかもです。
（みらいのデザインパレットにいるキャラはキラッチュで、だいあのはだいあ（名前が同じなので紛らわしいですが）、ですよね。ではアンジュはというと、白鳥？　語尾が「スワン」となっていますけれど、名前は何ていうのでしょうね。）

　世界中を旅している時に、アンジュは、歌を歌うだけでなくコーデの勉強もしていました。彼女は「コーデの声が聞こえる」気がする、と言っていますけれど、この言葉はアンジュのパートナーのあいらが言っていたものですね。以前みらいも、あいらからコーデの事で相談されて答えた時、あいらに「コーデの声が聞こえたのかな？」と言われていました。だいあの場合はどうなのかよくわかりませんけれど、この３人が、アイドル活動以外にデザイナーとして、何か特別なつながりを持つようになるのかも、とも思えます。