神田川JET GIRLS 第1話
テレビ放送が始まった「神田川JET GIRLS」を見てみました。第1話のサブタイトルは「神田川が呼んでいる」です。
ジェットレースと呼ばれるスポーツの選手になるため、故郷の長崎を出て東京の浅草女子高校に編入した波黄凛(なみきりん)。都会の喧噪に驚いている隙に荷物を奪われそうになりますが、ある女の子が彼女を助けてくれます。彼女の名前は蒼井ミサ(あおいみさ)、凛と同じ学校の生徒で、彼女もジェットレースの経験者でした。
凛の母親は伝説的なジェットレースの選手だったそうですが、今はこの世にはいないようです。進級するタイミングでもない時期に転校するのは何か理由がありそうですが、そこはこれからだんだん明らかになっていくのでしょう。
ミサの方も、何か抱えているものがあるみたいです。ジェットレースの心得はあるらしいのに今はレースに参加していない、でもシミュレーターを使っていたり、ぴかぴかに磨き上げたジェットマシン「オルカーノ」を持っていたり、毎日のように神田川で釣りをしていたりと、どこかちぐはぐな様子。凛の横顔に誰かの面影を重ねたりもしていますし、まだ謎な部分が多いようです。
と、いろいろありそうな2人ですが、ともかく彼女達は出会いました。持ち前の人なつこさから、ミサにぐいぐい迫っていく凛。ミサの方は、クールに決めたいと思いながらも、近距離で見つめてくる凛にたじたじになっているみたいです。
凛は誰とも壁を作らない性格っぽいですし、ミサも人に対して冷たい態度をとりたいとは思っていないように見えます。では、凛とミサは、他の女の子に対しても全く同じ態度をとるのでしょうか。
そうではないような気がします。凛とミサが、素直な気持ちで接する事ができると思えるのは、お互いの間でだけなのでは、と。彼女達が、自分達2人の関係が特別なものだと意識できるようになれば、一気に親密度は増していくように感じます。そんな風になれれば、彼女達は、友達以上の強い絆で結ばれるのかもです。
前半では、凛は、CSプロダクション学園のパン・ツウィとパン・ティナ、カリフォルニアコーストハイのジェニファー・ピーチとエミリー・オレンジ、高田馬場女学院の白石マナツ(しらいしまなつ)と緑川ゆず(みどりかわゆず)、聖橋大附属高の環楓花(たまきふうか)と翠田いのり(みすだいのり)と顔を合わせています。それに武蔵野女学館の紫集院かぐや(しじゅういんかぐや)と満腹黒丸(まんぷくくろまる)も姿を見せ、ライバルとなるらしい女の子達の人となりが少しずつ紹介されています(ちなみに別作品ではありますが、PS
Vita用ゲーム「ヴァルキリードライヴ ビクニ」という作品には「満腹丸ちゃん」というキャラが登場します。姿もちょっと似ていますし、何か関係があるのでしょうか)。
この中では、楓花といのりのペアが、百合っぽい振る舞いを見せています。もしかしたら本作では百合担当(?)はこの2人だけ? というか女の子同士の関係をメインに絵が行ってくれるの? なんていろいろ心配になったりしますけれど、たくさんのペアそれぞれの百合があるのを期待したいですね。
特に凛とミサには一番の恋愛関係を築いていってもらいたいです。寮の管理人らしい女性の言い方や周りの反応からすると、女の子同士の恋愛に対しては皆理解があるみたいですから、ジェットレースという爽快なスポーツを舞台に、のびのびと青春な百合を見せていってもらえたら素敵ですね。
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