キラッとプリ☆チャン 第76話
テレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」、第76話「キラにちは! だいあとだいあが出会った日、だもん!」です。
キラ宿町にある本屋、キラ宿堂で、だいあはお店のお手伝いをしています。探している絵本がなかなか見つからない子は、ここに来ればだいあが見つけてくれる、と町で評判になっています。絵本が大好きなだいあは、読みたかった絵本を手にして喜ぶ子供達の笑顔を見ると、自分も嬉しくなってしまいます。
ここでは虹ノ咲だいあの過去エピソードが描かれています。両親は仕事(どちらも音楽家、でしょうか)で海外を飛び回り、彼女は祖母と2人で暮らしているようです。出先からいろいろなおみやげを、温かいメッセージと一緒に送ってきてくれる両親には、離れていても愛情を感じていたみたいです。
彼女自身は絵本が大好きで、読んでいると絵本の世界を感じる事ができて、楽しかったらしいですね。公園や保育園などで遊んでいた時は同じ年頃の子達と話すチャンスもありましたけれど、だいあは極度の人見知りらしく、すぐに逃げ出してしまってうまく言葉を交わす事ができなかったようです。(ところで保育園のクラスの中には、見た事のあるピンク髪と金髪の子が、、、。これって、みらいとえも、ですよね? だいあとみらいとの接点は、実はこの頃からあったのでしょうか。)
別に同じ年頃の子達と遊べなくても、寂しくはない、と彼女は思っていたみたいです。絵本さえあれば、特に困る事はない、と。
でもその絵本に、「友達」の事が書かれています。友達と遊ぶのって楽しい、友達がたくさんできると嬉しくなっちゃう、、、自分にとってのすべてだった絵本に書かれているその言葉に、彼女は興味を持ちます。
それでも、すぐに友達を作っていろいろな事を楽しみたい、という所までは行かなかったようです。その原因は、なかなか克服できない人見知りですね。
こうして、彼女は友達を作らずに、家で裁縫をする日々を過ごしてきました。これからもずっとこのまま、と思われた時に、変化が起きます。
それがプリ☆チャンだった、、、。いえ、みらいの存在だったのではないでしょうか。
プリ☆チャンには、自分の趣味の裁縫を生かせるコーデ作りがある、同い年ぐらいの(友達になってくれるかもしれない)プリ☆チャンアイドルがたくさんいる。きらびやかにステージ上で輝くアイドル達の姿は、だいあの目を引いた事でしょう。でも、その中でもだいあが目を離せなくなったのは、みらいの姿でした。
(第74話では、(バーチャルプリ☆チャンアイドルの方の)だいあは、みらいの事を「どこもかしこもふわっふわで、いいにおいがしそうなみらいちゃん」と表現しています。さらには、「チャームポイントは、ふわっふわのポニーテール。うーん、触ってすりすりしてみたいんだもん!」と言っています。このだいあの言葉が、虹ノ咲だいあの気持ちを代弁しているのだとしたら(クラスでは、だいあはみらいの後ろの席ですから、毎日のようにふわふわのポニーテールを眺めていられるのかも)、虹ノ咲だいあはみらいとの(肉体的な)ふれあいを求めている?)
みらいとの関係から始まって、だいあは、えもやりんか、める、さら、あんなとも親しくなってきています。これはもう皆と「友達」になったと言って間違いないでしょう。
これが、小さい頃に読んだあの絵本の中に書かれていた「友達」というもの、、、。友達がいる事の素晴らしさについて、彼女が知るのはこれからかもしれません。そこには、様々なエピソードがあるのではと思われます。
でもみらいとの関係だけは、他の人達とはちょっと違っているのでは、という気がします。友達じゃないなら、親友? それよりもっと素敵な、もっと愛しい感情を、だいあはみらいに対して抱いていくのかも。みらいの方も、だいあのこの気持ちを受け止めて、誰よりも親しい関係になっていってもらいたいように思います。
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