キャロル＆チューズデイ 第２２話

　テレビアニメ「キャロル＆チューズデイ」、第２２話「Just Like Heaven」です。

　憧れの女性歌手、クリスタルから、マーズグラミーでコラボしたいと依頼されたキャロルとチューズデイ。２人は当然申し出を受けますが、クリスタルが希望する曲のテーマは彼女達には難しく感じられ、曲作りは難航します。クリスタルは、曲が気に入らないとドタキャンする事もある、と聞かされたキャロルとチューズデイは、自分達もそうなりはしないかと緊張しながら、制作や打ち合わせを重ねていきました。

　小さい頃からそうなる事をずっと望んでいた、というわけではありませんが（キャロルもチューズデイも、思い出の歌手は他にいます）、クリスタルと共演できるのは、キャロルにとってもチューズデイにとっても嬉しい事なのではと思われます。大物歌手が相手で緊張はしているでしょうけれど、同じぐらい張り合いを持って曲作りができている感じですね。

　デビュー曲がチャートの上位に入った、とか、以前は観客から邪魔者扱いされたサイドニアフェスで２度目には大きな拍手をもらった、アルバムがもうすぐ仕上がる、マーズグラミーで新人賞の候補になった、、、と、彼女達にとって素敵な出来事がたくさん起きています。彼女達の未来は明るい、と言えそうです。

　さらに、グラミーの日はキャロルの誕生日でもあります。こんな素敵な巡り合わせをキャロル本人は喜んでいるでしょう。
　でもそれだけではありません。当日よりも前ではありますが、彼女にとってとても嬉しい事がありました。チューズデイの気持ちが深く伝わってくるその出来事がどれだけキャロルの胸を打ったか、彼女の表情が物語っているのではないでしょうか。

　というように、キャロルとチューズデイの、主人公らしい暖かいエピソードが続いていたのですが、、、事件が起きてしまうようです。これで一気にストーリーがアンジェラの方に持って行かれた感じになっていますね。アンジェラを取り巻く状況はかなりめまぐるしく変わっています。これはもう彼女が主人公になっちゃうのではとも思えるほど？　彼女はどうなっていくのでしょうか。

　その部分の展開は気になりつつ、けれどやはりキャロルとチューズデイのこれからが気になります。彼女達が、相手との絆を大切にしながら音楽を皆に届けられるようになると良いですね。

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