« スター☆トゥインクルプリキュア 第31話 | トップページ | 戦姫絶唱シンフォギアXV 第10話 »

2019年9月13日 (金)

キャロル&チューズデイ 第21話

 テレビアニメ「キャロル&チューズデイ」、第21話「It's Too Late」です。

 アンジェラの周りではいろいろな出来事が立て続けに起きています。タオが当局につかまり、母親のダリアが急病で倒れてしまいます。頼れる人がいない彼女の前には、彼女の人格を模倣したAIが立ちはだかり、冷ややかな言葉を浴びせます。

 前回第20話とかもそうでしたけれど、キャロルやチューズデイ、アンジェラ達音楽関係者と、ヴァレリーやジェリー達政治関係者の対立、みたいな構図がだんだん強く出てきている感じがします。エゼキエル(本当の名前はアメルで、キャロルの幼なじみだそうです)の、政治への批判を込めた曲のリリースや、ヴァレリーが自分の政治方針に対するアーティスト達の反発を気にしている点など、この2つの勢力の関係はだんだん険悪になっているような。やはりこの物語では、音楽が、特にキャロルとチューズデイの歌が、分断を生み出そうとする政治的圧力に対抗していく力になる、みたいな流れになっていくのでしょうか。

 そこで気になるポイントの一つは、チューズデイがどうするか、ですね。ヴァレリーはチューズデイの母親ですし、このまま音楽で対抗していこうとするのは、家族が衝突し合うようなものでしょう。彼女が最終的にどちらの側につくかというのもストーリーの鍵になるのかもです。

 アンジェラも歌手ではありますが、政治家に立ち向かっていくという姿勢にはなれていないみたいです。それよりも本人が、だんだん危うい雰囲気になってきていますから、そこをどうにかしなければ、他の事を考える余裕はなさそうです。
 彼女は以前からタオを頼っている感じでもありました。けれど、タオの方も自分の立場を確保するのに躍起になっていて、他に手を回すのは難しい様子です。アンジェラが立ち直るにはどうしたら良いのでしょうね。
 それにしても、この人の財力なら保釈なんて簡単でしょうし、保釈されたらどんな激しい仕返しを仕掛けてくるかなんてジェリー達なら簡単に予想できそうな気もしますけれど、、、。こちらの戦いもどうなっていくのでしょうか。

 そういった中でキャロルとチューズデイの関係は、、、。何か進展するというよりは、今はステージでのパフォーマンスの事とアルバム制作で手いっぱいっぽいですね。
 ここの所彼女達のつながりは安定している印象ですし、仲を深めていくみたいな流れはあまりなさそうです。チューズデイがキャロルの誕生日プレゼントを探したりしているものの、以前のチューズデイの誕生日の時も、2人の親密度のアップが目で見てわかるほどはっきりしたものでもなかったので、今度もそういう方向で期待するのは難しい? まあできれば百合的な方向のエピソードがあると良さそうです。

・「キャロル&チューズデイ」レビューリスト

|

« スター☆トゥインクルプリキュア 第31話 | トップページ | 戦姫絶唱シンフォギアXV 第10話 »

百合レビュー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スター☆トゥインクルプリキュア 第31話 | トップページ | 戦姫絶唱シンフォギアXV 第10話 »