グランベルム プリンセプスのふたり 第10話
テレビアニメ「グランベルム プリンセプスのふたり」、第10話「もの思う人形」です。
グランベルムの戦いの最中、満月が目撃したのは、自分の指や手が形を変えていく光景でした。それはまるで、人形か何かのよう。彼女は虚無感に襲われ、自分を見失いそうになってしまいます。
満月の体に起きた出来事や、新月と満月との関係、後はマギアコナトスが戦いをどういう方向に持って行こうとしているのかなど、この話数ではいろいろな事が語られています。でも詳しい情報はまだあまり語られていませんし、利害関係者が話している内容も含まれていますから、全部が本当なのかどうかはここでは何とも言えなさそうです。
例えば新月は、満月に対して前に何かしていたみたいなのですが、本人は寧々から言われるまで気づいていなかったっぽいです。人々の記憶や人間関係を含む世界全体が操作されているのだとしたら、もうどこにも真実は存在しないとも言えそうです。
それから、水晶の狙いもまだ今ひとつわかりづらい気がします。新月を精神的に追い詰めているのは、グランベルムの戦いに勝つためなのかもしれませんけれど、満月に心理的なダメージを与えるのはそれほど意味がないような。単にサディスティックな自分の気持ちを満足させるためだけに彼女はそうしているのでしょうか。それとも満月が加勢して新月が勝つというパターンもグランベルム的にはありで、それを避けるために彼女は工作しているのでしょうか。
学校に乗り込んできた水晶は、新月をおとしめるような言葉をあれこれ浴びせかけています。が、一つだけそれとは別の意味合いの言い方をしていました。それは、新月が「マギアコナトスに愛されている」というもの。これは確かな事なのか、それとも水晶がそう信じているだけなのか、または彼女の嘘なのでしょうか。その辺りが物語のこれからに関係してくる可能性はあるのかな。
(何というか不条理系な世界観だと、どこでどういう展開になってもその努力とは無関係な決められた結果(決めるのは脚本家?)にしかならない感じがしちゃうんですよね、、、。そうなるとなかなか興味を持って見られなくなりそうな、、、。これは仕方ないのかも?)
ところで、新月は友達がいなくて寂しいからそれを埋め合わせるために力を使った、みたいな事が言われています。彼女が生活していた環境って、そんなに人とふれあえない感じでもなさそうですし、、、実は彼女はけっこう人見知りだったり?
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