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2019年9月24日 (火)

スター☆トゥインクルプリキュア 第33話

 テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第33話「フワの決意! お手伝い大作戦☆」です。

 復活したスタープリンセス達からひかる達が託されたのは、「トゥインクルイマジネーション」を探し集める事。けれどそれがどんなものなのか、プリンセス達でさえ詳しい姿を知りません。成長したフワは早く探そうとひかる達をせかしますが、ちょうど学校が始まって、ひかる、ララ、えれな、まどかはそれぞれに忙しくなります。ユニとプルンスも、AIと一緒に調査に没頭していてフワの相手をしてくれません。機嫌を損ねたフワは、自分だけでトゥインクルイマジネーションを探す事にしました。

 トゥインクルイマジネーションが何かはまだわからないし、スタープリンセスのお願いとあっては放っておけない。けど、学校にはちゃんと通わなきゃいけないし、家の手伝いだって大切。ひかる達としても一刻も早く探しに出かけたい所なのでしょうけれど、自分達が果たすべき役割をおろそかにはできなません。プリキュアとして宇宙星空連合に参加しなかったのも、同じ理由からみたいです。

 フワの行動は、ひかる達の胸の中にある願望の投影なのかも、とも思えます。自分達に中学生の役割がなければ、フワと同じように自由にあちこち出かけて冒険三昧な生活に浸れるのに、なんて事をちょっと考えているかもしれません。

 ひかるがフワと対立するような場面があります。ここは、ひかる自身の中の、幼心と義務感のせめぎ合いみたいなものだったりするでしょうか。

 ひかるは、前回第32話と同じようにフワを「守る」という言葉を使っています。これは、たとえ成長しても自分の幼心は捨てたりせず、好奇心を持ち続けて生きていきたい、という宣言のようにも聞こえそうですね。

 フワは、第31話で成長を果たしました。フワが「大人」と言えるような姿になるのだとしたら、この幼心のようなものはどうなっていくのでしょうね。変化したり消えたりしてしまうのか、それとも生き生きと輝き続けるのか、、、。その部分は、ひかる達の選択にかかっていたりするのかもです。

 またその時に、ひかる、ララ、えれな、まどか、ユニの絆がどうなっていくのかも気になる所です。何となく大人なふりをして、覚めた振る舞いで離ればなれになっていく、という未来も十分ありそうです。
 けれど、自分達が宇宙の輝きを救うためにした事、ではなく、女の子同士としてお互いを思い合った事は、どんな時でも彼女達の胸に熱く光を放っているのでは、と思います。彼女達には、お互いをかけがえのない人として大切にしながら結ばれ続けてもらいたいように感じます。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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