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2019年9月23日 (月)

グランベルム プリンセプスのふたり 第12話

 テレビアニメ「グランベルム プリンセプスのふたり」、第12話「マギアコナトス」です。

 次のグランベルムの戦いが始まります。自分は人間ではなく、新月の思いが作り出した人形だと思い知らされた満月は、それでも新月の願いを叶えさせるために、彼女とともに戦う道を選びました。そこに立ちふさがるのは、水晶。彼女は、自分もマギアコナトスから力を授かっている、と2人に言うのでした。

 満月は、戦いに参加する事になった最初の頃から、新月を助け新月の願いを叶える手伝いをすると言い続けていました。自分が何者なのかを知らされて道を見失っていた時もありましたが、今はまた同じように、新月を支えようとしています。もしかしたら彼女は、新月に出会った時から、あるいはその前から、自分が何をするべきなのか、胸の奥底で感じていたのかもしれません。

 戦いの場面では、その気持ちが、彼女の言葉に表されているのでしょう。自分が今まで経験してきた事柄の中から、彼女なりに導き出した、世界についての彼女の理解が語られているようです。

 けれど、どうも水晶の動きが気になってしまったり、、、。満月が切々と語っていても、どこかで突然、「なぁんちゃって」と言いながら攻撃を仕掛けてくるのではないかと感じられて、満月の言葉がなかなか耳に入ってこない雰囲気なのですよね。水晶が、あれだけピンチに陥ったような顔をしながら涼しい顔で上回ってくる場面を何度も見せられると、またここでも満月達の望みを打ち砕いてくるのでは、という気がしてきてしまいます。(前回第11話の時も、満月や新月、それに寧々や四翠までもが、戦いの直前(どうも当日だったらしいです)にゆるい雰囲気でキャンプをしていたら、水晶がいつの間にかメンバーに紛れ込んで新月達を精神的に追い詰めようとするのでは、と思ったのですけれど、まあそうはならなかったっぽいですね。)

(それと、満月が語っていた事も少し気になります。彼女は、小日向家に生まれた長女として生きてきたという偽物の記憶を植え付けられていたと思われますので、その記憶の中で知っている事は本当ではない可能性があります。なので、あれだけ人間の社会や歴史、気持ちの移り変わりを語るとしたら、それは、現実に新月や寧々、九音達とふれあった日々の中から生まれたものなのではという気がします。でもこれまでのエピソードの中では、人間というものについて、新月達と語り合う場面はそれほど描かれていないようです。その辺りがストーリーの中で見えてきていると、改めて満月の言葉の意味が重要になってきそうに感じられます。)

 満月と新月、2人がかりでも、水晶を超える事はなかなか難しいみたいです。けれど、2人以外から託された力が、状況を変えそうな予感が、、、? でも、水晶はこれまでいやというほど勝ち続けてきた人らしいので、これぐらいの小細工なんて簡単に見抜きそうにも思えます。しかもこの力は、「マギアコナトスに愛されている」新月ではなく、それ以外の人からもたらされたものですから、水晶に対しては効果がなさそう? 実際はどうなのでしょうね。

 この後満月や新月はどうなっていくのでしょう。実は満月が人間でそれ以外が人形だったとかそういう展開が、なんて?

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