戦姫絶唱シンフォギアXV 第10話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」、第10話「卑しき錆色に非ず」です。
翼達と訃堂との戦いに決着がつけられたと思ったその時、はるか遠くに巨大な光の柱が立ち上ります。そこにあるのは、チフォージュ・シャトーの残骸。捕らわれてシェム・ハの器にさせられた未来の身に、何か起きたに違いありません。S.O.N.G.のメンバーは体制を立て直そうとします。
何というかこの所、未来の言葉を聞けていない気がします、、、。まあ確かに彼女はそこにいて、しゃべってもいるのですが、それは体を乗っ取ったシェム・ハの姿ですし言葉なのですよね。
こういう風に様々な出来事が矢継ぎ早に起きて、皆が人々のために苦しみながら努力を続けている時、彼女だったらどういう振る舞いをするのか、何を語りかけるのか、が気になります。特に響に対して彼女はどんな表情を見せるのか。響のためにたくさんの苦難を乗り越えてきた彼女の言葉や行動で、響や皆が癒やされ力を取り戻していくのなら、それが一つの感動を生むエピソードになりそうな気がします。(と同時に未来と響のいちゃつきを披露する場面にもなるかも?)もう第5期ですし1クールの中では残り話数も少ないですから、未来と皆のふれあいを、少しでも多く、描いていってもらいたい所です。
それから、未来が、ライブ会場での事件から今までの(つまりはこの物語全体の)出来事をどう捉えているのか聞いてみたいです。第5話ではちょっと感情的になってしまっていましたので、もう少し落ち着いて、響と彼女を中心に起きた出来事を思い起こし、それが自分達にどんな影響を与えていったか、自分達にとってのシンフォギアとは何だったのかを、(答えが出なくてもいいので)考えてみてもらいたいかもです。その考えた事こそが、この物語を言い表すものになるのでは、なんて思います。
さてヴァネッサ、ミラアルク、エルザですが、彼女達の身にはシェム・ハの力で大きな変化が起きたみたいです。その変化は、彼女達が望むものでは全くなかったようです。
自分達の願いはもう叶えられない、と思い知らされた3人は、響達の前に現れています。実は、ここでどう振る舞うかで、彼女達の品位と風格がうかがい知れるのではないかという気がします。
ヴァネッサ達が、響達に対して妨害や誘導をしていたのは、「神の力」を分けてもらう代わりに訃堂の指示に従う、という取り決めがあったからでした。今はもうそのようなものは消えてしまいましたから、利害は発生しません。響達をどうこうしても何にもならないのですね。
その状況で、ヴァネッサ達は響達に、この話数で描かれているような事をしています。これはもう、八つ当たりでしかないのでは、とも思えてしまいます。
彼女達が自分達を、錬金術師達にどんなにさげすまれようとも決して屈しない、高貴な(=ノーブル)魂を持っている、という意味で「ノーブルレッド」と名乗っているなら、こんな破れかぶれな振る舞いをしてはいけない気もします。この話数のサブタイトル「卑しき錆色に非ず」が彼女達自身の言っている言葉なら、どんなに姿形が変わろうとも自分達は卑しくなんてないんだという所を、世界中に見せつけてもらいたいかもです。そのような場面はこれからあるでしょうか。
ところで、ヴァネッサと響が戦っている場面で、響が急に顔を赤らめています。何かと思ったら、ヴァネッサが出したメジャーのようなものが響のウェストに巻き付いて、何だか測っているような感じになっています。計測結果の数字は、、、彼女のウェストサイズ、なのでしょうか?
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