キャロル&チューズデイ 第20話
テレビアニメ「キャロル&チューズデイ」、第20話「Immigrant Song」です。
キャロル&チューズデイは、マーズ・グラミーの新人賞にノミネートされました。シングルを1曲しか出していないものの、じりじりとチャートを上っている、つまり人気を獲得してきている事が評価されたのでしょう。授賞式でのパフォーマンスもオファーされ、2人は、曲作りにアルバム作りにと忙しくなっていきます。
前回第19話の時、サイドニアフェスの会場で、キャロルは幼なじみのアメルを見かけました。今はエゼキエルと名乗ってラッパーをしているその男性は、キャロルを見ても知らないふりをしていましたけれど、キャロルの方には確信があるようです。
地球の施設で離ればなれになってから10年、その間にアメルに何があったのか。気になったキャロルは、何とかしてもう一度相手に会おうとします。
出かけようとするキャロルを、チューズデイは見送っています。この構図って、第18話の時とちょうど逆、な感じです。あの時チューズデイは、ジャーナリストらしいカイルに会いに行こうとしていました。
この流れで、キャロルはアメルに、チューズデイはカイルに、これからもっと近づいて行ってしまうのでしょうか、、、。アメルの方はまだ出番が少ないためどういう経験をしてきた人なのかよくわかりませんし、カイルも単なるジャーナリスト以上の何かをまだ隠している気がします。あまり何も考えずに信頼しすぎると良くない事になりそうな気もしたり。というか他に行くのではなくキャロルとチューズデイの間で是非とも絆を深めていってもらいたい所です。
後半はだんだん、「音楽」というものが大きな意味を持ちそうな予感がしてきます。こんなに重大な舞台に引っ張り出されるという事は、それだけ音楽に力がある、と相手側も認めているようなものなのでは、とも思えます。
キャロルもチューズデイも、ミュージシャンですから、同じように力を持っているのでしょう。彼女達が自分らしさを忘れず、お互いを信じて寄り添いながら、彼女達だけの音楽を紡いでいけば、誰にも屈する事なく、正しい方向へ皆を導いていけるようになるのではないかと感じられます。彼女達のデビュー曲のタイトル、「Army of Two」は、彼女達を象徴する言葉になりそうでしょうか。
・「キャロル&チューズデイ」レビューリスト
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