スター☆トゥインクルプリキュア 第３２話

　テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第３２話「重なる想い☆新たなイマジネーションの力」です。

　すべてのスタープリンセスが復活し、フワも新たな姿へと変身しました。けれど、星々が元の輝きを取り戻すには、まだ足りないものがあります。スタープリンセス達は、それを探し出す事を、伝説の戦士プリキュアであるひかる達にお願いします。ひかる達は引き受けはしたものの、どうやって見つけ出したら良いのか悩んでしまいます。

　フワが、、、ふわふわじゃなくなった？！　ひかる達も驚いていますけれど、これは何というか予想外の展開ですね。この先フワが成長を続けていったら、本当にひかる達の想像するような姿になってしまいそうな気もします。どうもそうではないっぽいようにも言われていますが、実際どうなっていくのでしょうか。劇場版で「キュアフワ」になったり、とかはない？

　スタープリンセスが勢揃いした場面で、ユニは何か落ち着かない様子を見せています。プリンセスの力がそろったら、何でも願い事が叶う、という風に言われていましたから（ユニだけでなく皆もそう聞いていたと思います）、ユニとしては今すぐにでも、石にされてしまったレインボー星の仲間達を元に戻してほしい、と思っているのでしょう。

　それこそがユニの唯一の願いであり、何が何でもそれを実現するために、彼女は怪盗の汚名を背負いましたし、バケニャンに変化して闇の勢力に加担までしていました。つらくないなどとは決して言えない生き方に進んで入り込んでいったのも、すべてはこの瞬間のため。
　なのに、まだ仲間を取り戻す事はできません。ユニにとっては苦しい状況でしょうけれど、気を取り直して先へ進まなければならないようです。ひかるはユニの焦りを何となく感じているみたいですから、彼女がユニを優しくいやしてあげられると良いかもですね。

　ところで、ユニは、もし仲間を取り戻せたら、その後どうするでしょうか。プリキュアとして全宇宙から救いを求められる立場になった彼女は、同じ星の仲間だけ救えれば後は知らない、と言うでしょうか、それとも、同じように苦しむ他の星の人々へも救いの手を差し伸べようとするでしょうか。その辺りも、物語の一つのポイントになりそうな気がします。

　この話数の後半では、ダークネストの力を授かったガルオウガが、プリキュア達をピンチに陥れています。その時に言っていたのは、「守る」という言葉の意味と、その言葉につきまとう責任について。

　この「守る」という言葉については、本作だけでなく他の作品などでも、きちんと意味を考えなければならないようにも感じます。以前別の記事に書きましたように、「守る」と言う方は、言われる方の気持ちを考えてあげられているのかというのが気になります。ともすると、「守ってやるんだからおとなしく言う事を聞いてろ」みたいな状況を作り出してしまっていないか、と、、、。

　まあひかる達の場合はそんな気持ちなんて全然ないはずですよね。フワも、助けられているだけではなく、ひかる達の役に立ちたいと願い、秘められた力を発揮できるように思います。困っている時や弱みのある部分は補い合い助け合いながら、ともに未来を目指せるようになると良いかもです。

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