スター☆トゥインクルプリキュア 第26話
テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第26話「ナゾの侵入者!? 恐怖のパジャマパーティー☆」です。
夏祭りの夜、5人そろってロケットの上で打ち上げ花火を見ていたひかる、ララ、えれな、まどか、ユニ。そこへAIから連絡が入ります。ララの兄のロロから、「プリンセスの力」を見つけたという連絡が入ったらしいのです。地球では詳しい情報が得られないとわかったひかる達は、ロケットに乗ってララの故郷、惑星サマーンへと向かう事にします。
この話数辺りから、ユニも本格的にひかる達のチーム(?)に参加するようになったみたいです。これまでだと、たとえひかる達のそばにいても、どこかよそよそしく、すました表情でいた彼女ですが、ここでは笑顔を見せる事が多く、皆で宇宙へ出発する時も一緒にかけ声をかけています。オープニングやエンディングの映像にも(ブルーキャットやマオではなく)ユニとして登場していますし、ひかる達との関係は親密になってきているようですね。
さて今度の惑星サマーンへの旅は、少し長いものになるらしいです。これまでだと、学校のある時は、日曜日に1日かけて惑星を探検する、というパターンが多かったみたいですが、それだけではおさまらないようです。
ならば、と、ひかるは、泊まりがけでの旅を提案。ちょうど夏休みでもありますし、1週間のスケジュールで出かける事になりました。
皆で宇宙に行ってくる、とは言えないので、そこはアブラハム監督の助けを借りています。アブラハムは、宇宙星空連合の監視員で、地球の監視を続けています。連合に加盟していない地球での異星人の活動を取り締まってもいるのですが、宇宙に飛び散った「プリンセスの力」を集めるひかる達プリキュアの活動には賛同してもらえているようですね。
アブラハムの映画の撮影に参加する、という口実でひかる達は1週間の外出を許されたわけですが、ひかる達の家族の反応はそれぞれだったみたいです。ララとユニは、今は家族と呼べる人達とは離れて暮らしていますので、ここではひかるとえれな、まどかのエピソードが語られています。
えれなの家は、両親が共働きで、しかも5人兄弟ですから、長女のえれなが家の手伝いをする事は多いようです。それを1週間も休んでしまうのは、と本人は気が引けていたみたいですが、両親としても、娘には負担をかけていて申し訳ない、本当はもっと友達と遊んでもいい年頃なのに、という気持ちがあったりするのでしょうね。2人ともえれなの出発には賛成してくれました。
まどかの家では、父親がいつも厳しく指導していて、数々の習い事やスポーツを、続けるだけでなく常にトップでいる事がまどかに求められています。これは、国の人々を代々導いてきた香久矢家のつとめにつながるものだと考えられているようです(この事についてはこれまでも語られてきましたけれど、ここでは古風な(?)挿絵付きでより詳しく説明されています。矢面に立って高貴な女性を救う、みたいな感じは、今まどか達が実行しているプリキュアの役目に近いかもですね)。なのに1週間もの間それらを全部休むなんて本当ならあり得ない事、ですが、父親は許可してくれています。見聞を広めるための一つの方法、とも言っていましたけれど、父親として娘には、堅苦しい家柄の事を忘れて友達と楽しめる時間を少しでも持ってもらいたいと思ったのかもです。
(それから、この話数では、まどかの留学の話題が出ていますね。いつ頃からどこへ行くのか、どれぐらいの期間なのかなどはまだよくわかりませんが、これがひかる達プリキュアの関係に影響を与える可能性もありそうです。)
ひかるの家は、母親と祖母はすぐにでも承諾してくれたかもですね(父親は海外暮らしですが、、、まあ一応知らされてはいるのでしょう)。厳格な祖父はあまりいい顔はしなかったかもしれませんが、孫娘が友達と社会勉強に行く事に、反対する理由はないのではと思われます。
それにしても、ひかるの言葉によると、彼女はこれまで1人でいる事が多かったのですね。ララだけでなく他の宇宙人達にもぐいぐい迫って仲良くなっていく様子を見ているとそういう感じはなかったのですけれど、、、。(見た目と性格がちょっと別な主人公、というと、「HUGっと! プリキュア」のはなを思い出します。)
(そういえばこの話数でも新しい宇宙人が姿を見せています。ひかるはこの宇宙人に対しても迫っていくのでしょうか。(ちなみにこのキャラも語尾に特徴があります。エピソードの途中で、ユニ、ララ、プルンス達と一緒に語尾の競演(?)をしているのが面白いです。))
普段1人でいる事について、ひかるは、全然抵抗はないようです。小さい頃から星や宇宙や不思議が大好きな彼女は、空を見たり本を読んだりできればそれで良かったのかもですね。
でも、ララとの出会いが、彼女を変えるきっかけになったのでしょう。本物の宇宙人が目の前にいる、という感動が最初は大きかったかもしれませんが、やがて相手の気持ちを知っていく事で、愛しさが芽生えてきたのではないでしょうか。
ひかるは、興味のあるもの、大好きなものには猪突猛進な所を見せています。とりわけ彼女は、ララやえれな、まどかやユニにぐいぐい近づいていっています。そう、ひかるはララ達が大好きなのですね。
(ところでララについては、家族との関係が、本人の口から少しだけ離されています。彼女は、兄のロロや他の家族に少し引け目を感じているみたいです。家族は皆優秀、自分だけが落ちこぼれている、と思っているようなのですが、果たしてそれは本当なのでしょうか。この点については、やがてどういう事情になっているのかわかってくるのでしょう。その時も、ひかる達にはちゃんとララの素晴らしさを理解していてもらいたい所です(まあそういう心配は余計なお世話かもしれませんけれど)。
それぞれに家庭の環境があり、家族のあり方も様々です。泊まりがけの5人でのお出かけ、というパジャマパーティの効果でしょうか、普段は口に出さない話題を話したり聞いたりする事ができて、5人は皆、お互いの距離が近くなり、また愛が深まっているように感じられます。プリンセスの力を取り戻すため、ノットレイダーを退けるため集まった5人ですが、そういう役目を別としても、仲むつまじく寄り添っていけると良いですね。
バトルの場面で、キュアソレイユとキュアセレーネは手をつなぐような仕草を見せています。この動きは、5人の中でソレイユとセレーネはお互いを強く意識している表れだと思いたいのですけれど、実際はどうなのでしょうか。えれなとまどかが、お互いを支え合いながらひかる達と暮らしていく姿を見てみたい気がします。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 星屑テレパス 第2話(2023.11.17)
- 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第1話(2023.11.15)
- 星屑テレパス 第1話(2023.11.09)
- アサルトリリィ BOUQUET 第5話(2023.10.30)
- アサルトリリィ BOUQUET 第4話(2023.10.23)
「作品 ふたりはプリキュア」カテゴリの記事
- 魔法つかいプリキュア!! ~MIRAI DAYS~ キャラデザインなどが公開されています他(2024.07.19)
- 2024年7月からとその後のアニメ作品など(2024.07.07)
- 「オトナプリキュア」は、、、?(2023.11.16)
- 2023年10月からとその後のアニメ作品リストなど(2023.10.06)
- 2022年1月からとその後のアニメ作品リストなど(2022.03.04)
コメント