« グランベルム プリンセプスのふたり 第4話 | トップページ | ハイスクール・フリート 劇場版の新ビジュアルが公開されています »

2019年8月13日 (火)

スター☆トゥインクルプリキュア 第27話

 テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第27話「海の星! 人魚になってスーイスイ☆」です。

 フワはまだ眠ったまま、ロケットも自力で飛ぶのが難しいため、惑星サマーンへ向かってゆっくり移動していかなければならないひかる達。途中でロケットに乗り込んだヤンヤンによると、自分の故郷、プルルン星には、ロケットを修理してくれる職人がいるのだとか。ひかる達はプルルン星を目指す事にします。

 プルルン星は、中心部まで全部水でできた星で、ところどころにある泡の中に陸地があって、陸の生き物はそこに住んでいるようです。地球人にとっては珍しい光景ですが、ひかるは水が特に気に入ったみたいです。泳ぎたい気持ちがすぐにいっぱいになりますけれど、まどかが言う通り普通にロケットの外に出たのでは息が続きません。そこでヤンヤンがうってつけのアイテムを取り出すのですね。

(ちなみにプルンスはヤンヤンの事が気になっているっぽいです。ファンだった宇宙アイドルのマオ(=ユニ)にだまされたと思うようになってから、また新しいお相手を見つけた、のでしょうか。こうなってくると、ヤンヤンの出番はこれからもある?)

 上下左右どこを見てもきらきら輝く水が広がっている幻想的な風景の中を、サブタイトル通り人魚になったひかる達が自由に泳ぎ回っています。これは夏っぽいビジュアルですね。

 惑星サマーンへ行くのは、プリンセスの力を見つけるヒントがあるから、ではありますが、今はロケットで自由に飛び回れませんし、少し息抜きをして気持ちを切り換えても良いですよね。ひかる達にとっては良い夏休みの思い出ができたかもです。

 ところが、その穏やかな時間を打ち消そうとするものが。アイワーンが、ユニから奪った宇宙船を改造し、闇のパワーを充満させて襲ってきます。

 アイワーンは、ノットレイダーでの居場所を奪われた事をユニのせいだと考えているようです。プリキュアとして、大事な友達としてひかる達に受け入れられているユニを、アイワーンは許せないみたいです。

 前に言われていた感じでは、ノットレイダーは闇の世界へ追いやられた過去があるらしいです。ユニ達レインボー星人も、変身能力を持っている事を嫌がられ迫害されてきたいきさつがあります。どちらの種族も、自分達が安心して暮らせる場所を奪われたという点では同じとも言えるのですよね。それぞれに属しているアイワーンとユニは、お互いを理解し合える可能性もありそうですが、ここではそういう風にはなっていません。この2つの種族と、それ以外のすべての宇宙人達が、お互いをわかり合うようになる日は来るのでしょうか。

 プルルン星で人魚になって泳いでいる時、ひかるは、変身できる事の楽しさを、嬉しそうにユニに話しています。ユニにとって変身とは、自分がレインボー星人である証、アイデンティティであるのと同時に、他の人々に受け入れてもらえないどころか憎まれる力でもあります。
 自分の絶えない悩みの元とも言えるこの力を、ひかるは素晴らしいと言う。今までそんな風に言われた事がなかったユニは、戸惑っているようにも見えます。ひかるの言葉をどう受け取ったらいいのか、彼女としてはまだわからないのかもしれません。けれど、自分に与えられた力を愛せるようになれれば、世界は違って見えてくるかもですね。
(それにしてもこういう事をさらっと言えるのがひかるらしさ、でしょうか。これが偶然の言葉じゃなく、ちゃんとユニのこれまでの人生や今感じている事までも、ひかるはわかっているのではとも思わされてしまいます。ひかるのこの才能が、悩める地球人や宇宙人をどんどん救っていけたりするでしょうか。)

 人魚になって泳いでいるユニを追いかけていたひかるは、途中でさんごっぽいものにぶつかってしまいます。戻ってきたユニを、今度はひかるが引っ張って先へ泳いでいきます。
 ひかる的には、ユニに引っ張られるよりは、彼女をリードしていきたい、と感じていたりするのかな? ひかるは、恋愛関係でも優位に立ちたいと思うタイプの女の子だったりするのかもしれません。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

|

« グランベルム プリンセプスのふたり 第4話 | トップページ | ハイスクール・フリート 劇場版の新ビジュアルが公開されています »

百合レビュー」カテゴリの記事

作品 ふたりはプリキュア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« グランベルム プリンセプスのふたり 第4話 | トップページ | ハイスクール・フリート 劇場版の新ビジュアルが公開されています »