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2019年7月21日 (日)

スター☆トゥインクルプリキュア 第23話

 テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第23話「フワがいっぱい!? フワ☆パニック!」です。

 新しくプリキュアになったユニを歓迎するためにパーティを開いたひかる達。でもユニ本人はあまりピンときていません。そうしている間に、フワの身に奇妙な事が起き始めてしまいます。

 ひかる達は、たとえユニがプリキュアでなかったとしても、仲良くなりたい気持ちには変わりはないのでしょう。宇宙からやって来た同じ年頃の女の子。いろいろなお話をしてもっと親しくなりたい、と思うのは、ひかるだけでなく、ララもえれなもまどかも一緒なのではと思えます。

 ユニだって、本当はひかる達と仲良くなったっていい、とは感じているのではないでしょうか。今まではうまくきっかけがつかめなかっただけなのかも。

 それと、早く星の仲間を救わなくては、という思いが、彼女の行動をかえって縛ってしまっているとも考えられます。故郷の皆が石にされて苦しんでいるというのに、自分が1人だけ友達を作って楽しく暮らすなんて許されない、と思っているとか。

 また、ユニは、何もかも自分1人で解決しなければならない、他の人達、特にひかる達に助けを求めてはいけない、みたいな考え方になっているのかなという気もします。これまで宇宙怪盗ブルーキャットとして、ひかる達を出し抜いたり、フワやプリンセススターカラーペンを奪おうとしたりしてきましたから、ひかる達には憎まれたって文句は言えない、というように。

 ですが、ひかる達は怒ったりしていません。彼女達は自分の目で、惑星レインボーの恐ろしい現実を目の当たりにしました。唯一無事だったユニが、仲間を取り戻すためにどんな事でもしようとする気持ちも、彼女達には何となく伝わっているかもしれません。

 ひかる達が認められないものがあるとしたら、それは、ユニが1人だけですべてを解決しようとしている所、なのでしょう。確かにひかる達は、惑星レインボーやそこに住む人達の事はあまり知りませんでしたし、レインボー星人がこれまでどれだけつらい目に遭ってきたかを理解できるとは言えないはず。
 だからといって、ユニが何でも1人で背負い込まなければならない、というのはおかしい、と、ひかる達は考えているような気がします。つい最近まで見ず知らずの関係だったら助けちゃいけないなんて決まりはない、と、ひかるは言いたいのでしょう。

 ユニが、そういう地球人(+サマーン星人)達の考えをどう思うかが、彼女達の間では重要になってきそうです。彼女達が手をつなぎ寄り添い合える日は来ると思いたいですね。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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