戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第13話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」、第13話「涙を重ねる度、証明される現実は」です。
集められた「神の力」に取り込まれた響を救うため、翼やマリアをはじめとする装者達、S.O.N.G.のメンバー、そして未来が、力を合わせます。響が国連軍から攻撃される直前に救出は成功するのですが、国連の攻撃中止命令を破った米国が、反応兵器を投入。弾道弾は響達めがけて撃ち込まれますが、その前に立ちはだかったのは、サンジェルマン達錬金術師でした。
手を差し伸べようとする響に、サンジェルマンは「手を取り合えない」とはっきり言っていました。響にとってはそれがとても心残りで、悔やむ気持ちが強いようです。
では、もしサンジェルマン達が自分の命を捨てずに済んでいたら、どうなっていたでしょう。もし仮にもう一度会えたなら、響はまた手を差し伸べようとするでしょうか、サンジェルマンはどう反応するでしょうか?
大切なもののために、自分の命さえ差し出しても惜しくはない、と思える気持ちは、響もサンジェルマンも同じなのではという気がします。その点で響き合えたからこそ、サンジェルマンは、響達が進もうとする道を切り開く手助けをする気になったのでしょう。
でも彼女達それぞれが目指す世界があまりにも違っていたために、ついに折り合う事ができなかった、、、。と、サンジェルマンは考えたのかもしれませんけれど、それは本当なのでしょうか。
錬金術を極め、何百年も生き続けてきたサンジェルマン達は、もしかしたら、自分達が掲げた理想のあまりの高さにかえって縛り付けられ、素直に手を取る事ができなくなってしまっていたのかなとも思えます。もう少し時間があったなら、サンジェルマン達も、響達も、もっとお互いを知り、近づけていたのかも、なんて考えてしまいます。
ですが実際はそうはならなかったのですよね。響の中では、何か大事なものを失ってしまったような感情が強くわき上がっていたのかもしれません。
第3期「~GX」でも、彼女と錬金術師キャロルとの間には似た関係があった気がします。あの時と今、この2つの出来事が、響のこれからを変えていく事はあるのでしょうか。
この後も、響は何か苦しい立場に追いやられていくかもしれません。けれど、彼女には仲間がいます。翼、クリス、マリア、切歌、調、二課のメンバー、それにリディアン音楽院のクラスメイト達も。響に何度となく救われてきた皆は、第12話の時と同じように、響を助けるためにいつだって一肌脱いでくれるのでしょう。
響を取り巻く人達の中で、一番強く結ばれているのは、未来ですね。彼女は響とのつきあいも一番長く、今だって寮のルームメイトとして、リディアンの同級生として、シンフォギアに関わる者として、起きている時も寝ている時だって(!)一緒にいます。第12話では改めて、響も未来も、お互いに相手が自分にとって大切な存在だと確認したようです。
その未来は、何かとても重要な位置づけになっていきそうな予感ですね。これまでも響とのエピソードはたくさんありましたけれど、それよりもさらに強く、彼女達はお互いを意識するようになるのでしょうか。
(実は個人的に、この第13話はついこの前見たのでした、、、。響と未来の関係は本作シリーズの中でも重要な要素だと感じていましたけれど、この第13話ではそこがさらに強調されているような。この分だと、第5期はどうなっちゃうのでしょう。)
たとえすれ違いや誤解があったとしても、彼女達なら見誤ったりせずに乗り越えてお互いを見つける事ができると信じたいです。その上で、とびきりのいちゃいちゃを見せてもらいたいですね。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 星屑テレパス 第2話(2023.11.17)
- 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第1話(2023.11.15)
- 星屑テレパス 第1話(2023.11.09)
- アサルトリリィ BOUQUET 第5話(2023.10.30)
- アサルトリリィ BOUQUET 第4話(2023.10.23)
「作品 戦姫絶唱シンフォギア」カテゴリの記事
- 戦姫絶唱シンフォギア 「PROJECT SYMPHOGEAR -next-」のサイトがオープンしています&出展情報続報他(2024.07.20)
- 戦姫絶唱シンフォギア 「~XV」のBD-BOXがリリース予定です他(2024.07.08)
- 2024年7月からとその後のアニメ作品など(2024.07.07)
- ごちうさ、プリプリ、シンフォギア以外にも アニメやゲーム作品の、、、コラボも含めた企画いろいろ(2023.04.19)
- 戦姫絶唱シンフォギア ライブ映像ディスクと「XD」のキャラソンアルバム第3弾のリリースが予定されています(2023.04.18)
コメント