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2019年7月14日 (日)

戦姫絶唱シンフォギアXV 第2話

 テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」、第2話「空が墜ちる日」です。

 冬の朝の通学路を、リディアン音楽院へ向かうクリス。手にはめている手袋は、響と未来から誕生日プレゼントとしてもらったものです。途中で響と未来に会うと、早速響から冷やかされますが、それでも手袋を外したりはしませんでした。

 この第2話から、オープニングには、翼役の水樹奈々さんが歌う主題歌「METANOIA」が挿入されています。映像もオープニングのものになっていますね。

 オープニング映像では、響や翼、クリス、マリア、切歌、調、6人の装者の姿がピックアップされています。翼には奏、クリスには彼女の両親、マリアには妹のセレナ、切歌と調にはナスターシャ教授と、深く関係のある人物の映像も重なってきます。
 奏やセレナ達には共通点があります。それは、翼やマリア達にとって深い愛情の対象である事、そして、もうこの世にはいないという事です。もう会う事も触れる事もできない相手ですが、その思い出を胸に秘め、彼女達は人々を救うために戦い続けるのですね。

 では、響は、、、? 彼女の一番大切な人は、未来です。未来は、響の幼なじみであり、リディアンの同級生、クラスメイト、ルームメイト。いえ、それだけではとうてい言い表せません。未来は、響のすべてを受け入れ、暖めてくれる「陽だまり」、、、。

 そして、未来は、いつも響に寄り添っています。ここが、奏達と大きく違っている点ですね。響は、、、いえ、響と未来は、お互いにいつも相手の存在を感じ、気持ちを分け合っています。

 なぜオープニング映像で、このような演出があるのでしょう。奏やセレナ達の存在がストーリーに深く関わってくるようになる、とも考えられます。あるいは反対に、、、未来が響から遠く引き離されてしまう流れがあったり? そういう状況はあまり考えたくないですね。でも、たとえ離ればなれにさせられても、彼女達は自分の意志でお互いを探し出し、再び結ばれようとするのではないでしょうか。そのようなストーリーが(それとその結果としてのいちゃいちゃが)描かれていくとドラマティックかもしれません。とにかく彼女達には、皆の支えを受けて寄り添い合っていってもらいたいですね。

 さてこの話数では、ライブシーンが描かれています。前回第1話でこの演出がなかったため個人的には少し寂しい気持ちだったのですけれど、ここでライブの場面が出てきた事で、シンフォギアらしさが見られた気がします。

 ですが、、、その直後に苦しい出来事が起きていますね。どれだけ装者達が努力を積み重ねてノイズの脅威を退けても、戦いで犠牲になるのは、力を持たない一般の人達なのかと思うと、無力感が強くなってしまいます。

 ところで、ノイズの災害ってどういう状況になっているのでしょうか。第1期の時は、「認定特異災害」として警戒態勢が敷かれ、ノイズが発生した時は人々はすみやかにシェルターへ避難できるように対処されていました。
 この第5期の時間軸でも同じなのか、それともノイズの発生が少なくなって警戒が緩められていたとかなのでしょうか。ともかく、被害は以前と変わらず大きくなっているようです。

 この状況は、翼に大きな影響を及ぼしている気もします。彼女は、ライブで歌うよりもS.O.N.G.としての活動を優先しようとしていました。もし本当にそうしていたら、こんな「惨劇」は起きなかったのでは、と考えたりはしないでしょうか。

 翼については、錬金術師が何かを狙っていた節がありますからその影響も考えられそうではあります。けれど、翼と「歌」という、切り離して考える事のできない関係に、翼自身が良くない決断を下したりはしないかと、心配になってしまいます。

 今の翼には、マリアがついています。また、前半の場面にもあるように、切歌と調は親密なコンビネーションを見せています。
 第1話では、6人の装者の連携があまりにも良かったので、これは後で6人がばらばらになってしまう展開があったりするのかと気になっていました。たとえ錬金術師の横やり(?)で6人の絆が狙われたとしても、翼とマリア、切歌と調の間にある愛情をきっかけに、皆が揺るぎなく力を合わせられるようになると良いですね。

・「戦姫絶唱シンフォギア」レビューリストレビューセンター

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