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2019年7月 2日 (火)

八月のシンデレラナイン 第10話

 テレビアニメ「八月のシンデレラナイン」、第10話「背中に翼」です。

 女子野球の大会の前に、翼達里ヶ浜高校に練習試合の申し込みがありました。対戦相手は向月(こうづき)高校、女子野球では強豪校です。そんなに強い学校がなぜ初出場の自分達に試合を申し込んできたのか、翼達は不思議に思いました。

 大会間近、その前の練習試合。この状況は、翼達の気持ちを引き締めさせているようですね。楽しく試合をするのも大切ですけれど、清城学園との練習試合以来、彼女達には、試合に勝ちたいという強い思いがいつもありました。

 勝つために、押さえなければならないポジショニングというものもあります。11人のメンバーの中には、試合に出られない人もいる、、、。これは仕方のない事ですが、スターティングメンバーになれなかった人はどう感じるでしょうか。

 智恵は、皆との練習の後も、お寺の境内で清城高校の神宮寺小也香とともに自主練を続けてきました。それでも皆に実力が追いついていない、と感じていたのかもしれません。けれど彼女は、自分の気持ちを切り換えようとしたみたいです。これは、第6話で翼と自分が新しい関係になれた事で、前向きに野球に取り組めるようになったから、なのかもです。

 では茜は、、、。彼女は、翼と智恵が立ち上げた野球道公開に、夕姫とともに最初に参加したメンバーです。個性的な女の子達が次々と自分達の所へやって来て野球を始めるのを、彼女はずっと見てきました。
 彼女は自分も野球がうまくなりたい、と、彼女なりに努力を重ね、この頃は野手としてのプレイもかなり様になってきていました。だけど、どれだけメンバーとしての活動が長くても、どれほど初心者の状態から見違えるまでに上達したとしても、選ばれるかどうかはまた別なのですね。

 皆と一緒にフィールドに立てない事は、単純に寂しい。それと、努力してきた事が報われなかったのが悔しいという気持ちも少しはあるでしょう。茜は元気をなくしてしまいます。彼女は気持ちを切り換える事ができるのでしょうか、それは後半に描かれていきますね。

 ところで、向月高校はなぜ翼達里ヶ浜高校に練習試合を申し込んできたのでしょう。翼達の練習の様子を見ていたのはピッチャーの高坂椿だけみたいでしたから、彼女が提案した事だとは思われます。

 野球を始めたばかりの素人がごろごろしている里高を練習台にして、3軍にスキルアップや場慣れをさせようとした、というのが順当な所なのかもしれません。それ以外にあるとしたら、椿は翼や龍に目をつけていた、という事もあるでしょうか。

 リトルシニアの大会(チームは男子も女子も一緒です)で優勝したチームで活躍した翼と、準優勝したチームで活躍した龍が里ヶ浜で野球をしている事に、椿は注目したのでは。例えば、自分が優勝争いに絡めず、2人に追いつけなかった分、ここで見返してやろうと思った、とか? まあ実際の所はよくわかりませんけれど、とにかく里ヶ浜のチームは何か光るものを持っているのかもです。

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