スター☆トゥインクルプリキュア 第２５話

　テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第２５話「満天の星まつり☆ユニの思い出」です。

　夜になって昼間とは別のにぎやかさを見せる観星町の様子が気になっていたユニの所へ、浴衣を着たひかる、ララ、えれな、まどかがやって来ます。今夜は観星町の夏祭りが行われるそうで、ひかる達はユニを呼びに来たのでした。ひかるに引っ張られるようにして連れて行かれたユニは、浴衣を着せてもらい、一緒に会場へと行きます。

　ララやユニは宇宙人ですが、浴衣が似合っていますね。初めて経験する地球のお祭りを、２人とも楽しめているのではないでしょうか。ちなみに２人の浴衣はひかるのものらしいです。今のサイズの浴衣を３着（たぶんそれ以上）持ってるなんて、ひかるの家ってけっこう和風なものに力を入れている？

　またえれなとまどかは、さすがに有名人だけあって、お祭りの会場でもすぐに人だかりができてしまうほどです。文武両道、質実剛健、しかも見目麗しいとなれば、どうしてもこうなってしまうのでしょう。
　それだけではありません。彼女達の高い能力は、縁日の屋台でも存分に発揮されています。輪投げや射的で一つも外さないとか、もうそういうレベルではないですね。特にまどかは、夏祭りも屋台も初めてらしいのに、あそこまでできてしまうなんてなかなかかもです。

　５人でいろいろな事をして、さらにクラスの友達にも会ったりしながら、ひかる達は夏祭りを満喫します。が、ユニだけは沈んだ表情を見せていますね。彼女は、お祭りの雰囲気や花火の光を見て、何かを思い出しているようです。

　それは、彼女だけの暖かな思い出。オリーフィオやレインボー星の仲間達と過ごした日々の、かけがえのない記憶です。

　その記憶をよみがえらせると、彼女の胸は、暖かくなるのと同時に、暗く冷たい気分にもなってしまうのでしょう。仲間達が苦しんでいる今この時に、自分だけが楽しい思いなどしていていいはずがない、彼女はそういう風に考えているのでは。

　ひかる達も、レインボー星の恐ろしい状況は知っていますから、ユニが笑顔になれない理由も何となくわかっていると思われます。それでもお祭りに引っ張り出そうとするのは、ユニが暗い顔ばかりしていたら、星の仲間達を助け出す力だってわいてこなくなっちゃう、と考えたからなのかなという気がします。大変な苦しみにさいなまれても、顔を上げ、勇気を持って前へ進もうとする力を、５人が持つようになれると良いですね。そうなれれば、彼女達の絆はより深まっていくのではないでしょうか。

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