八月のシンデレラナイン 第７話

　テレビアニメ「八月のシンデレラナイン」、第７話「笑顔の迷子」です。

　練習に励む翼達でしたが、バットやネットなど用具の傷みも気になり始めました。考えた結果、皆でアルバイトをして費用を用意しながら、部費がより多く出る部への昇格を目指す事にしました。

　ここでは新キャラが２人登場していますね。１人は、夕姫の小学校時代の先輩、倉敷舞子です。夕姫は彼女をよく知っていて、とても尊敬しているようです。小学生の頃の先輩で、それ以来久しぶりに会ったのに、「倉敷先輩」と呼んでいるという事は、小さい頃から「先輩」って呼び慣れていたのでしょう。
　舞子は、ぱっと見は無愛想な感じを受けますが、本当は皆に優しい女の子らしいです。だからこそ夕姫も慕っているのでしょう。
　でも、その夕姫の目から見ても、舞子の雰囲気は以前とは少し違っているようです。先生達にも目をつけられているらしい彼女にいったい何があったのか、については作中でだんだんと語られていきます。

　もう１人、九十九伽奈は生徒会の役員です。女子野球同好会からの申請を受けて、部としてふさわしい活動をしているかどうかを判定するために、しばらく翼達の様子を見る予定になっています。
　彼女も、表情が乏しいですね。でも、同学年の阿佐田あおいや岩城良美からは親しくされて（いじられて？）いるみたいですし、そういう所からも、彼女の本当の人となりが見えてくるのではないでしょうか。

　伽奈も舞子も、運動神経がとても良いようです。翼達としては是非部員に、といきたい所でしょうけれど、伽奈は生徒会としての役目に徹していますし、舞子は仮入部から先には進もうとしていません。

　じゃあ２人とも野球に興味がなくて、翼達と一緒に同好会活動をする気はないのでしょうか？　そうではないのですね。見た目のおかげで周りから誤解されがちな彼女達が、本当は何を感じ、考えているのかが重要になってきそうです。

　さらにポイントなのは、彼女達２人がお互いを意識しているっぽい所でしょうか。似ているようで違う、それぞれが相手を認め、相手に認められている事を意識する、ここから、彼女達はお互いに興味を持ち、距離を縮めていくのかもしれません。

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